保守と天皇

保守であるということは大変難しいことである
天皇を考えるということも極めて難しい
そして両者を同時に行うのは
並大抵のことではない

常識的な思考では行き着けない
コモンセンスはそこには存在しない
ネトウヨレベルの思考では到底及ぶところではない
そういう人間が個々に言葉を発すれば
天皇なき保守というものが多数決的に成立する
当然ながらそんなものは保守ではないし
天皇を考えたとも言えない

常識的にこう考えるべき
古来からそう考えてきたのだから妥当性がある
なんてのは保守ではなく ただの怠惰だ
全くもっていい加減な話だ

話は変わるが
ロケットを月まで運ぶのは簡単なことだ
しかし 来年の経済を予測するのは困難なことだ
実際にそれはまず成功しない
ただ人は誰しも
月にロケットを飛ばす方が難しく経済を予測したり犯罪防止を行う方が簡単だと思いがちだ
なんの根拠もないのに

天皇を考え保守であることも同様に難しい
手元にある情報を起用さだけで組み立ててできることではない
当然ながらおれもできない
ただ一人の人間が一生かかってもできるかどうか分からないほど困難であることは知っている

だから 安易な天皇礼賛や
保守気取りのバカに腹がたつ
難しいということを誰もが畏れるべきだ