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2020年06月03日06:42

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マリーゴールド

バンクシーの作品が話題になっている。
この作品はしばらくどこかの病院に飾られてその後、オークションにかけられて売却されそのお金は医療関係者に寄付されるそうだ

この作品を見て、あれ？バンクシー作品ってこんなに優しかったっけ？
なんて話題になっているけど・・・ずっとバンクシー作品を見てきた僕にとっては「なんだ、いつものバンクシー節じゃねーか？」と思うだけだ

皮肉とユーモアたっぷりのバンクシー節だ。

多分、このオーバーオールの少年はちょうどマーベルヒーロー達に夢中になったアメリカの片田舎の少年なんだろう・・・画力のわりにスーパーヒーローである医療従事者の描き方もちょっと粗雑だ。（悪意はないのだろうが、何となくこの新しいヒーローも飽きたらばスパイダーマンらと同様にお払い箱入りなんじゃないか？そんな事を想像してしまう・・或いはこの少年はトランプ氏の子供時代の写真からトレースしたんじゃないか？・・・これはあくまでもバンクシーファンの僕がこの作品から受ける印象と妄想混じりのプロファイリングだ

）

さらにこれも私見ではあるけど、優れたアートとは本質を捉える事であり、その作品は常に「定点」だと思う。
変わらない「定点」であるがゆえにずっと後世に残ってゆく。

世間のものの見方が変わるだけなんだとも思う。

それは暗い世相にあっては人々を優しく勇気づけるものであり、明るく浮かれた時代には警鐘を与えるようなもの・・・そう、例えばピカソのゲルニカなんかがその代表例だと思う

さて、ちょっと話題は変わるんだけど、先日、近所の草刈りをやった後、無性に髪を切りたくなった。

考えてもみれば髪の毛っていうのは夏草と一緒で放っておくとどんどん生えてくる。
そして医療従事者同様に理容従事者もほんとうに大変な仕事だと思った。
直接ではないにしても実際にお客様と触れ合わなくてはならない。
尚且つ、お客様にホスピタリティを与えるためにはおっかなびっくりの態度では接することは出来ない。

３密の回避・・・ソーシャル・ディスタンス・・・

今、サービスの現場では様々な試みがなされている。
例えばレストランの席にデカいヌイグルミを置いて距離を撮るであるとか・・・或いはアクリル板のパーテーションであるとかビニールのカーテンであるとか・・・床に描かれた線やステップだとか・・・

コロナ渦中においては様々なデザインの試行錯誤がなされていくのだろう・・・
そう、僕は今はデザインの時代だと思っている。

例えばコンビニレジのビニールカーテンにしても、レジ裏のたばこの銘柄は見づらいし・・・或いは空調デザインという視点から見ると、空気の流れを遮るカーテンはこれから夏場に向けて課題が多いだろう・・・
或いは防犯、防火という観点から見れば、カラーボールを投げつけることもできないし・・・また実際にライターを買ったお客さんが試しに点けたらカーテンに燃え移ったという例もある・・・

人間の本質はきっと変わらないんだろうと思う。