臨済宗建仁寺派
霊場本尊 十一面観世音菩薩
創立 延暦三年(奈良時代)
福成寺は寺伝によれば桓武天皇の長岡京遷都の際に都の東北の鬼門を守るために建てられたとされています。
ここで不思議なのは、桓武天皇は強大化した仏教勢力を嫌って平城京から都を移したのではないかということです。
まあ詮索はさておき、現在の福成寺は南北朝時代に臨済宗のお寺として再興されています。
小さなお寺ですが、さすが禅寺だけあって苔庭はすばらしいです。
庭の手入れも大変なのではないでしょうか。
庭を美しく保つこと自体が禅の修行のひとつということなのかもしれません。
ご詠歌にも庭のことが読みこまれています。
見あぐれば月日に向かふ法の庭
光妙なる露の玉垣
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