mixiユーザー(id:1940449)

2020年01月03日01:43

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12000年前に何が起きたのか? 7縄文に足りないもの

縄文時代には農耕は存在しなかった
農耕をどう定義するかという点はさておき
地球上の他の地域でいうような農耕は存在しなかった
これはもう確定とみていいだろう

もう一つ 存在しなかったものがある
牧畜だ
縄文人は家畜を飼ってはいなかった
他の地域が 農耕と牧畜のセットで新石器時代を迎えたのに比較しても
これは重要な差異だ

もちろん 最初の家畜として他の人類が選んだ
ヤギや羊が日本列島にはいなかったという影響は大きいが
イノシシから豚へという家畜化の流れは
世界各所で起きている
イノシシは日本列島にも多く生息していたにもかかわらず
縄文人はそれを家畜化する事は最後までなかった

ここに農耕や石器類の発達をして
一つの新石器時代の特徴と見る
欧米主流の先史時代の特徴的な定式が
縄文時代というトピックでは通用しないという事が起きている

と同時に
ある程度の人数が存在して
道具類の発達が見られ
しかも 宗教的な抽象概念は他の地域とほぼ共通した時間に発生している

それは
農耕や牧畜が12000年ほど前に凡その完成を見た脳の発達の
必然的な行方ではなく
自然環境による影響の方がはるかに強い事を表している

これは単純な文化進化論が 実際には通じないという事で
人類が単により良い方向性を目指して
農耕を始めたわけではないという理由にも通じる

なぜ人類は牧畜を始め
農耕に頼る社会を作り上げたのか?
縄文ではその社会が必要とされなかったのか

いったい自然環境の何が違ったのか
もしくは
自然環境が影響するという事は
どうとらえればいいのか?
自然環境における
もっと根本的な指標はないのか?

結論のないまま続くw

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