mixiユーザー(id:1940449)

2019年09月17日12:03

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AIの未来



動画が長いのでなかなか全部通して見る人も少ないかと思うけれども
結構面白い動画だw

感想としては
「なぜホリエモンや落合に対して有効な反論がどこからも出ないのだろう?」
と言う疑問だ
何でこんなに噛み合わないのだろうw

技術はどんなに抑えてもそれが実現可能ならどこからか実現されていくもので
それは否定しようがない
どんな規制をしようが それはいつかは実現される
だからAIがたとえ人間に仇なすものであってもその善悪を問うことに意味はない
だから そんなことは議論してもしょうがないだろう

問題は共時性と通時性の扱いだ
AIは共時性の原則の中で限界までそれを高めれば通時性を持つと言う思想だ
単なる技術ではない
逆に言えば 通時性中からAIは生まれ存在しているとみなし得るか否かだ

共時性とはその時間に存在する現象を分析することによって
その原理原則を見定め それによって問題の解を得る方向性である
これはあくまでも暫定的な解であり
その答えには「現状が延々と続く限りにおいて」と言う前提が必要になる
前提条件がほぼ普遍であると考えられる数学や科学の一般的な基礎分野においては
これが論理の単純化につながり 同時に検証も可能だ
で その程度であれば単なる統計分析でありAIは必要ではない

通時性とは時間の流れの中の変化を考慮する
同じ言葉であっても時代の変化でその言葉の指し示すものが変化することを考慮に入れる
実際にはこの考慮を行うのがより正解に近いが
立証が難しいのと 検証が実証的に成り立たない
どこまでいっても蛸壺に入り込んでいくだけだ
しかし 通時性を考慮せねば言語も自然現象も 人間の認識は成り立たない
どういう理由かわからないけど
人間の行動や言語 自然現象(経済も含めて)はそれ以前の歴史的な出来事の影響下にある
どのような影響かといえば
その時点での解釈と言うより
一瞬であれ 相当な時間であれ 将来に向かっての時間経過を考慮してしまう
と言う点に影響があるのだ

この通時性の問題を膨大な共時性の結果を学習させることによって解決できると言う思想がAIだ
これは膨大な計算を小型化されたコンピューターで可能になったという技術革新によって
論理実証主義が発展的にドイツロマン主義的なものを取り入れたということだ
ユングの意味不明な論理を莫大な計算能力で実証するようなものだ
果てしない仏教的因果論を演算能力で定量化しようということだ
この世のPCをすべてつなげてしまえば結果的に演算能力は無限であるという発想がそこにある
これは人間のみならず自然がカオス理論的な混沌の中にあるという事実を
能動的に単純な非線形であると「みなす」ことが可能だと言う思想でもある
能動的なというのは
人間の持つ本質をさほど変化を起こさない共時性の中に押しとどめることが可能だと言う発想を前提とすることだ

そんな大げさなと笑われるかもしれないがw
これが可能なら世界は一変するだろう
その善悪は別にして変わることは間違いない
では どこが変わるか?

AIが存在しない場合と 存在する場合とで考えれば
それが存在する場合
AIの予測に沿って人間が行動するとするなら
AIの予測が政策や商品開発に使われるなら
通時性はAIの影響下に入るということになる
本来的にカオスであるものを
一定の単調さに置き換えるということだ

当初はうまくいくだろう
ただ単純に歴史をデータ化したものからの推論であるから
大きな間違いは起こりえない
数年から数十年の間は
過去の遺産の食いつぶしで通時性は担保される
しかし 初期値のわずかな違いが時代を経るごとに
本来大きな差になるべきものが
そうならない
要するに AIが歴史に大きく介入するということで
我々は AIが使われ始めてから
違う時間軸に入るということになる

それが 洗濯機や自動車の普及とは全く異なるレベルだと言うことはわかるだろう
自動運転や物流や生産現場のAI化などはただ単なる道具の利便性向上であるが
下世話な例え話になるが
問題はAIという「神」を信仰するか否かなのだ

人は複雑系の問題を目の当たりにするたびに「神」を連想する
これは自然の中に存在する物理法則が
比較的単純な原則によって予測可能であるという経験の慣性として出てくるもので
自分にはわからないが 何らかの存在はこの問題を解決しているに違いないという幻想だ
そこから演繹されることが可能な根拠を仮設したいという知的欲望だ
ディープラーニングされたAIの思考の根拠は誰にも検証できない
それは当たり前で AIは現象を寄せ集めているだけなのだ

基本的にはそれは人間も同じだが
人間の場合
とても古い長期的な記憶 中期 短期とが同時並行で存在している
それは個人の脳にではなく歴史そのものに存在し
多くの場合それが共有されている
だから 非常にわかりやすい間違いも起こすし
それを共有して さらに分かりやすい間違いを起こすことも可能だ
だからこそ修正できるし 最適化を方向として自覚することもできる
忘れてはならないのは
「我々はバカである」ということだw
そして「神はいない」ということだw

AIは単なる技術ではなくて
研究者が望む望まざるに関わらず それは「思想」であり
そして その思想はこの婿に混ざるに関わらず
必ずこの世にある程度行き渡る
で 多分高転びに転ぶw
おれはそう思う

なぜなら複雑系という神を信仰しているからだw
正しくバカなのだw
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