mixiユーザー(id:28703480)

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2018年12月21日06:22

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クリスマス・タイム・イン・ブルー

その昔、バンドエイドというのがあって1980年代に「ドゥ・ディ・ノー・イッツ・クリスマス？」というアフリカの飢餓救済のチャリティレコードを作った事がある。

それはアメリカに飛び火して、「ウィ・アー・ザ・ワールド」になり、ヒット中の映画「ボヘミアン・ラプソディ」のハイライトシーン「ライブ・エイド」と発展するのだが・・・
当時から割と捻くれ者っていうか、上げ足取りみたいな人達がいて、「アフリカっていうのはイスラム圏であり、アフリカにクリスマスを！なんていうのは筋違いで高慢なのでは？」なんていう評論があった。

実際にそれらチャリティには運営上、様々な問題があり支援が上手く行かなかったりとか問題もあったらしいが・・・
そもそもそのアヤをつけていた人々は間違っていて、当時アフリカの飢餓地域はクリスチャンの多い地域であった。
アフリカっていうのはイスラム教もいるけど、キリスト教信仰が圧倒的に多いし、さらにイスラム教とキリスト教というのは同じ神様を信仰していて、その大きな違いはイエス(イスラムではイーサー)をメシアとするか？預言者の1人とするか？といった違いである。

つまり、イスラム教はキリストを否定していないし、ひいてはキリスト教自体に対しても寛大である。
だいたいにしてイギリスのバンドエイドにはポール・ウェラーやスティングのような社会派のミュージシャン達もいたのだ

そんなアヤつけられるような事する筈がない。

これはみんな割と感違いしてると思うんだけど、一部狂信的な原理主義者を除いてイスラム教というのは非常に寛大である。
また、エルサレムのようにユダヤ教、キリスト教、イスラム教のような複雑な地域もあり宗教を巡る紛争もあるけど・・・よく考えてみればそれらの宗教は全て同根であり、同じ神様を信仰している。
また、それら信仰上の対立もあくまでも「人間の歴史」に過ぎない。
そしてそれらはいつも対立しているわけではない。
お互いに認め合い共存している時間の方が圧倒的に長いのだ。

クリスマスっていうのはそもそももうクリスチャンのものだけじゃない。
それはバンドエイドがクリスマスをフックにチャリティを企画したように、或いはサンタクロースのプレゼントのように誰かに何かを与える、或いは感謝を捧げるといった「穏やか」で「思いやり」に満ちた心と親和性が高い。
即ち、それは慈悲の気持ち仏教とも親和性があり、かつての日本にはマリア観音なる和洋折衷の信仰すらあった。