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2018年10月08日12:42

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詩『友、来訪す。』

朝に友が来訪する

朝餉を共に。 談笑は心地よく。

八分目の身体に残りの2分を充足させる。

満ち足りる。



昼に友と街に出でる。

互いの見る世界、その差異と共通を楽しむ。

ズレた溝が思考の幅を開拓す。



陽が沈む。 友は去りゆく。

夜と朝の狭間に似た、少しの寂しさと大いなる快哉が言の葉を染めあげ、惜別に彩りを与える。

ああ友よ、また明日を!



夜、友がもう来ないことを知る。

夜風は吹く。 胸に吹き荒れる。

心を酒精に満たし、星々を見上げ、友を探さんとす。

二つの杯。 天上に捧げ、一つ空に巻く。

ああさらば友よ。 いずれまた。

涙を空の杯に注ぎ、去りゆく背中を思い出し杯を置く。



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