mixiユーザー(id:1940449)

2017年09月29日09:57

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リベラル

元々 リベラルという思想には
個人の尊厳を守り権利を守るという流れの延長線上に
そういう思想を守る自ら属する国家を守るために戦争に行くという思想があるわけで
反戦でリベラルという 相反する組み立ては存在しない

そういった意味で
日本の中にある「反戦リベラル」は
論理的な整合性のない特殊なものだ
言ってみれば
自衛隊と日米安保という強力な後ろ盾の上に成り立つ
安全を確保された上で生まれたものだと言える

本来的な意味でのリベラルは
日本の政党全てに及ぶもので
基本的に「反戦」という主義主張の強弱を除けば
自民であろうが共産であろうが
リベラルであることに変わりはなく
その土台の上での強弱に視点を置いた違いはあるが
「反戦」であるかどうかがリベラル・非リベラルを分けるものではない

リベラル内部での「反戦」とは
リベラルな国家間の戦争に対する反戦である意味合いが当然のようにあるのはもちろんだが
自らの国家が帝国主義的な あるいは植民地主義的な拡大政策に戦争を利用する行為に対しての反戦であって
自衛目的や共産主義の拡張主義や全体主義的傾向のある国家に対する戦争に反対してはいない
「絶対的反戦」ではないことは最初にいったリベラルという思想に元々内包されている

もちろん 日本国憲法は読みようによっては「絶対的反戦」に近い立場だと読み取れるものだが
全体的なリベラルの立場を強調した流れを見るに
神学的な議論を許さない「絶対反戦」と受け取るには若干の無理がある
憲法の立法の主旨としての思想的土台に欠けるところがあると言ってもいい

おれ個人としては
ある意味 その奇跡的とも言える憲法条文を
実現するため 日本という国が相応の行動に出るという行為をやれるところまでやるべきだという立場であるから
その行為自体がリベラルという立場を超えることにより
近代啓蒙主義を超えるものとなるという意味で
日本はリベラルであってはいけないという考えだが
反面 それだけでは持たないだろうとも自覚はしている

まーそれは置いといてw

リベラルという言葉が日本の政局に使われるたびに
かなり違和感を感じている
そのことが逆に
せっかくキリスト教的なものに対する反発から生まれたリベラルという過去を持たない日本のリベラルを
どんどん不毛なものにするような気がする

リベラルってそんなもんじゃない



■民進党の今後は? 前原代表、参院も「一つになること目指す」
(THE PAGE - 09月28日 18:12)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=177&from=diary&id=4788028
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