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2017年04月06日07:07

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ドント・ルック・バック・イン・アンガー

ちょっと某復興大臣の言葉にイカリを感じた。

もっとも某大臣もインタビュアーの言葉にイカリを感じたのだろう・・・

ただ、イカリという感情は長続きしない。
大臣も笑顔で謝罪している。

イカリが消えてもやはり「失言」による「失望」は消えない。

失ったものは容易に取り戻すことは出来ない。

「じしゅひなん」は「じこせきん」だと言う・・

僕はテレビを見ながらその記者と大臣の言葉のやりとりがよくわからなかった・・・

「じこせきにん」という言葉を「事故責任」
「じしゅひなん」という言葉を「自主非難」と取り違えていたからだ。

なんかよくわからないうちに「失礼」な言葉遣いの記者に対して大臣が激高したのかと思った。

そもそも避難を与儀なくされているの原因は原発事故だ・・・

後に何度かニュースが繰り返され、そのやりとりが字ずらになってはじめてわかった。

言葉って難しいと改めて思った。

「帰っている人もいるじゃないか！」と大臣はいう。

警戒区域を解除されて実際に帰っている人はわずか数パーセント・・・
そもそも「事故」がなかったら「自主避難」なんか存在しない。

誰が美しい故郷を・・・誰が住み慣れた生活を・・・

大好きなボウイはこう歌う・・・

「イカリをもって振り返れ！」

「怒り」は英語でアンガー

「錨」は英語でアンカー

それは鎮めるのか・・・あるいは沈めるのか・・・

「どう責任をとるんですか？」と記者は詰め寄る・・・

それは違う・・・と僕は思う。
個人が責任をとったところで事態は変わらない。

そもそも誰の責任だ？という事だ(￣ー￣)

国の責任という言葉の国とは誰だ？

国民一人一人だ。

そしてここが肝だ。

「責任とはとるものではなく、果たすものだ」

テイクではなくフルフィルだ。

復興大臣であれば復興を見届ける責任がある。

遺されたモノたちはしっかりと生き抜く責任がある。

まあ、言うのは簡単だ。