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2015年10月08日22:02

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マギー・メイ～ガソリン・アレイ

ボーイズ・ビー・アンキシャス！！

これは知り合いの科学者が福島の子供に贈った言葉・・・直訳すれば「少年よ（原発を）心配しろ」

とか・・・「少年よ！悩め！」とでも訳すのだろう・・・

勿論、クラーク博士の「ボーイズ・ビー・アンビシャス（少年よ大志を抱け）」

にかけている・・・

まあ・・・当然、不謹慎だみたいなお決まりの反論も出たが・・・僕は大いに共感し、感動すら覚えた

これは問題の本質を深く理解し、真剣に物事にコミットメントしてる人間だからの言葉だ。

ちょっと観念的な話になるが・・・「発想」と「着想」の話をしたい・・・

相変わらず過去の写真を整理している・・・

基本的に僕が撮るのは被災地か街のスナップだ・・・

この手の写真は経験測と光の記憶で撮っている・・・

経験や今までいろいろ見てきた数々の作品・・・そういうものの影響・・・終着点・・・構図、光・・・着眼点・・・

つまり「着想」・・・

ここからは福島になる・・・

僕が福島を撮る時はとても複雑な感情になる・・・

悲喜こもごも・・・複雑な感情だ・・・そういった感情が「発想」をよぶ・・・

それは「発酵」に似ている・・・・チーズやワインの類いだ。

悩んでくよくよして、堂々巡りして、挙句開き直ったりして・・・

即ちボーイズ・ビー・アンキシャス！！ってやつだ

帰宅困難区域だ・・・

オカルトでも光学現象でもどっちだっていい・・・美しければ・・・

去年作った携帯日時計・・・祖父の形見のアンティークの時計をばらした・・・

大事なものだからきっちりと使う・・・

このまま引き出しにしまい込んだりしていたら、多分一生使うこともない。

大事なものだから壊し、しっかりと時計として機能させる。

まあ、日時計というのが実に僕らしい「発想」ではあるが

それもどこに行ったかも忘れてたけどね

もう一度言う・・・発想は無からは生まれない・・・
悲喜こもごも・・・魑魅魍魎・・・悩みのカオスから生まれる・・・

ガレキ作品とはそういうものだ。

佐野元春の「サムデイ」のセルフアンサー・・・レインボー・イン・マイ・ソウルにこんな一節がある・・・

「失くしてしまう事は悲しい事じゃない」・・・そんな思いを込めた作品だ・・・
非常にエッジの立った表現ではある。

レインボー・イン・マイ・ソウルにはこんなフレーズもある。

「失くしてゆく度に君は強くなる」