作曲家で歌手でもある、すぎもとまさとさんの歌を聞いていたら、僕の恩師である、城賀イサム先生を思い出し、泣けてきました。なんだか佇まいが、すぎもとさんと似てるんですよね。 城賀先生は、僕が歌謡曲の作詞家修行をしていた頃の恩師で、作曲家です。小
というわけで、今日買った本。「カーテンコール」 加納明子(初めての作家だけど、落ちこぼれ女子たちが奇跡を起こす物語とあったので、平安時代の女子を書いている僕としてはお勉強のため) 「わかって下さい」 藤田宜永(恋愛小説の名手が、60代男を主
今5巻の途中ですが、いやー本好きにはたまらない物語です。一言でいえば古書を巡るミステリーなんですが、知らなかった本のエピソード、歴史が上手に絡めてあってこれが文庫で一番売れている小説だということが、ほんとに嬉しい。世の中にはまだまだ本好きな
大寒波のため、行き場をなくした70人のホームレスたちが、図書館を一日だけ占拠する話。 実直な図書館員も彼らの願いを引き受け、一緒にこもるのだが……。 アイデアといい、物語といい、これは久々の快作だろうと中間の映画館まで行ったんだが、うーん
パート1を読んで、著者の本に対する愛情がひしひしと伝わってきたので、今出てるパート8まで全巻を購入。この2も、知らない古書のエピソードがたくさん出てきて、本好きには嬉しい限りです。完全にファンになりました。昔だったら多分読まなかった小説だけ
女性指揮者のパイオニア、アントニア・ブリコの実話をもとにしたストーリー。女性差別が当たり前だった1920年代。音楽への情熱だけで指揮者になっていくアントニアに拍手です。それにしてもヒロインを演じるクリスタン・デ・ブラーンの美しいこと。初めて
昔からなぜか少年映画が好きで、プロデュースし脚本を書いた「千年火」も、11歳の少年を主人公にしたくらいです。 そんなわけでこの映画は僕のど真ん中。可愛い少年たちが必死に自転車をこぐ姿はそれだけで気持ちよく、楽しかったです。人気マンガとは知っ
いやー面白かったです。山村美紗さんの小説はこれまで一冊も読んだことはないけど、彼女の類まれなキャラクターが描かれている本作は、人間ドラマとしてとても興味深い。 一日百枚近い原稿を書き続け、年間12冊というハイペースで新刊を出し、そのほとんど
僕なりのエンタメを書きたいと思ってから以降、今まで読んだことのないジャンルの本を手にしている。 今読んでる、三上延さんの「セブリア」もそのひとつだ。累計発行部数700万部というベストセラーの良さを知るために読み始めたが、静かで温かいこの話
去年、とある雑誌に書いた原稿を転載します。長いので、興味のある方だけ読んでください。 日本は君たちを見殺しにはしない 本やCDで部屋が手狭になってきたので、断捨離を兼ねて整理ししていたらビデオテー
「ご臨終メディア −質問しないマスコミと 一人で考えない日本人ー」 森達也・森巣博 十回以上は読み返している本。つまりそれだけ僕の座標軸はぐらつくということだけど。読むたびに自分のスタンスは間違っていないんだ
犬に会うと緊張する。怖い。動物全般にも言えることだが常に彼らには勝てない、生物として劣ってると思うからだ。たまたま人として道具を使い一応優位に立ってるが、彼らと同じ丸裸であれば、絶対勝てない。そう思うと緊張してしまうのだ。 この映画
どれも途中でやめました。残念。 「悪佐府の女」 伊藤潤(平安時代のお話なのでいろいろと勉強にはなったけど) 「砂上」 桜木紫野(好きな作家だけど) 「ユニクロ潜入一年」 横田増生(途中まで面白かったのに) 「首里の女」 高山羽根子(先日の芥
友人が教えてくれた純米大吟醸「天慶」を飲んだ。いやー旨い!きりっとした中にお米本来の柔らかな甘さがほんのりとあり、肴がおいしくいただける。包まれるような酔い心地といったらいいだろうか。 僕はこの酒をネットで注文したんだが、間違えて純米吟醸
「明けない夜を逃れて」 シャロン・サラ(小説はキャラと言い聞かせ、書いてる僕としてはお手本のような作品。余命宣告を生き延びた女と過去にとらわれた私立探偵の話なんだけど、とにかく女のキャラがぶっ飛んでる。よくこんな造形できるなぁ。一気読
いにしえ人の想い、心根をCG復元という素晴らしい技術とともに伝えてくれる、CG復元師小林泰三氏を天才と思ったのは、2008年に氏が執筆された「国宝、最初はこんな色だった」を読んだときだった。 感動したら相手に伝える、というモットーの僕は、すぐ
生活が苦手2 情けないこと書いてたら、思い出した。昔同窓会の知らせを往復はがきで受け取ったことがある。僕は片方を切り取って出すということを知らなかったので、点線を折り目と思い逆に裏返して折った。でも硬くてなかなか折れない。全体重をかけてな
自分でもイヤになる。たまには布団でも干してお日様の匂いに包まれて寝ようと、ベランダに出していたことをすっかり忘れ、結局、朝露に濡れたじっととした床につく。だから眠れない。なんでフツーのことがちゃんと出来ないんだろう。情けない。 情けないとい
またすごい作家に出会った。運輸業界を描いた企業・経済小説なんだが、そのリアリティと作中に描かれているアイデアあふれるビジネスプランが面白くて読みだしたら止まらず気付いたら朝だった。 途中この本に触発されて自分が今関わっている企画アイデアも
本当に毎日コロナばかりでイヤになるけど、ジブリの作品がスクリーンによみがえるのは、少しだけ嬉しい。 とりあえず全部見るつもりで、まず選んだのが「もののけ姫」。映画のために作られたんだもの、映画館で観ないとね。