1992年に単行本で読んで以来、何度も読み直している。フェミニストの書いた本に僕はなぜか弱い。たぶん、自分の中にあるどうしようもない部分を突き付けられるからだろう。’本書は、吉行淳之介、谷崎潤一郎、小島信夫、村上春樹、三島由紀夫らの作品をそ
60を過ぎて常々感じるのは、「本当におれってものを知らないなぁ」ということ。この小説を読んでその思いを強くした。かつてこの国には、「特殊慰安施設協会(RAA)」という、進駐軍兵士の性の処理のため作られた施設があった。太平洋戦争終了直後のことだ
小田和正さんプレゼンツの「クリスマスの約束」に音楽っていいなぁと涙。そして彼女の歌を初めて聞き、衝撃。一目惚れです。ファンクラブ入ろうかな。
また楽しみな小説が出てきたー。地方競馬会にデビューした女性騎手が主役の物語。彼女が所属することになった弱小厩舎のポンコツキャラたちも面白いし、なにしろ競馬をメインにしながらも人間ドラマがよく出来てる。現在パート2まで出てるので、シリーズ化し
昔から犯罪者や殺人者には興味があった。一歩間違えば、自分がそっち側に落ちるかもしれないと、どこかで感じていたからだ。だから、その類の本はたくさん読んできたが、このノンフィクションはなかでも群を抜いている。夫や交際相手11人の死亡で数億円を手に
R50シンガー新曲Vです!今回ご紹介する曲は、「せめて現状維持」。多くは望まない、せめて今のままをキープしたい、という切ない(笑)気持ちを歌にしました。歌詞はこんな感じです。せめて現状維持大きな望みは病気になって消した未来のことなど遠すぎて手に
脚本を書いた映画「卒業写真」に出演してくれた、九州で活躍するパーソナリティー、DJ EIJEさんのお店「波to恋」を訪問。十数年ぶりに会ったんだけどそこは映画で同じ汗を流した仲間。一挙に距離は縮まり、大騒ぎの夜でした。EIJEさん、また飲もうね。
僕は著者に謝らなければいけない。この本を書店で見たときに「また談志師匠の話か。もうお腹いっぱいだよ」と思った。家元自身の本はもちろんだし、お弟子さんの書いた著作もほとんど読んでるので、エピソードにしても師匠の言動、歴史にしてももはや新しいも
いやーこんな映画初めて。冴えない中年男たちが毎日0.05%、血中アルコール濃度を保ったら、人生はどう変わるのかを検証すべく、実験を始める。そして次から次に起こる事件。自分でも思っても見なかったラッキー、アンラッキーが彼らに降りかかる。人はな
最近、仕事が忙しくなりバタバタしてるんですがそんなときこそ、隙間の時間を狙って映画館に飛び込むのです。’60年代をこよなく愛するファッションデザイナー志望の女の子がタイムスリップし、本当の60年代の街へ。そこで彼女が出会ったのは、華やかなク
盲目のハンデを乗り越え絶大なる人気を誇るテノール歌手になった、アンドレ・ボチェイッツの実話を映画化。’いやーすごい人生です。生まれたときから視覚障害があった彼は手術により少しだけ視野を取り戻すが、サッカーボールが目に当たり、盲目に。失意のど
2月16日 桜坂観山荘2月17日 観山荘別館今回はとても色っぽい落語家、古今亭文菊師匠をお招きします。どうぞご興味のある方はお早めにご予約ください。
僕が初めて脚本を書きプロデュースした映画「千年火」がなんと17年ぶりにスクリーンに復活します!しかも35mフィルム上映。日程は12月19日(日)上映は16時〜。入場は無料。場所は、映画の舞台になった新宮町のそびあ新宮です。監督の瀬木直貴氏も
断崖絶壁の道を普段着で軽やかに歩き、「半分は私、半分は蜂に戻す」とまるで祈りの言葉のように呟き、蜂蜜を取る女性。’そのファーストシーンでわしづかみにされた。僕もこれまで何本か、ドキュメンタリー番組を作ってきたから、わかりますが、これは奇跡の
談志師匠の本はほとんど読んでいたと思ってたけど、これは知らなかった。なにしろ、憧れの作家吉行淳之介さんと師匠の対談。わくわくしながら読んだ。もちろん面白いに決まってる。これまた憧れ、色川武大さんとのやりとりも、なかなかマニアックな芸人話だっ
彼からお知らせメールが届いたのでこちらにも転載します。お近くの方は行ってやってください。小宮です。いよいよ秋が深まり、年の瀬が近づいてまいりました。皆様如何お過ごしですか?東京でのライブのお知らせですが、こちらは動画配信もありますよ。さて、
もう、この映画は理屈抜き。とにかく、生徒役の少女が可愛い。愛らしい。彼女を観てるだけで、大満足。本当の村人らしいけど。
ちょっと思うことがあって、昔お世話になった、小倉の子ども文化会館を訪ねたら、あった!30年前に僕が企画をした父親と音楽家たちによるコンサートで、父が演奏にあわせて即興で描いた絵がきちんと残っていた。職員さんに事情を話すと「この間手入れをした
僕のかかりつけ医が亡くなり、今日お通夜でした。享年61歳でした。つい10日前に酒を酌み交わしたばかりです。’SNSで人の死を書くのはとてもナイーブことなのでずいぶん悩みましたが、やっぱり彼、I先生のことをたくさんの人に知って欲しくて、記します。
安楽死がテーマだからもっと重いのかと思っていたら、サスペンスな感じや、え、そうくる?と意表を突く展開もあり、結構面白く魅せてくれます。映画作りを少しかじってるプロデューサー的には、この手の家族劇って予算もタイトに出来そうだから、ローバージェ
僕もプロデュース協力で参加した映画が、イタリアの映画祭で優秀賞を受賞しました。嬉しいね。https://koo-ki.co.jp/topics/detail/15479?fbclid=IwAR1tHFTVVB_KDpoVYU2GaGj8zBz_h0gFK5E0oVxWGPSDlvkPaksNoAstlZc
書店に行って、めぼしい本がなかったときは、本棚から藤沢氏の小説を抜き出せば大丈夫。ということで、再読。読み直してわかった。僕のR50ソングの原点は一茶だったと気づく。百姓暮らしも奉公も合わず怪しい俳諧の道を選び、やがてそれなりの俳人になるがそ
最近では死語になりつつあるかな、水商売の世界、男と女の綾を描かせたら天下一品の小説家、半村良「忘れ傘」より。「バラ色の未来を見たいなら、シャンベルタンをついだグラスを通して見ろ」この作品と「雨やどり」という短編小説集は、これまでもこれからも
「老後の資金がありません」この映画はもう、草笛光子さんの華やかさに尽きる。軽やかなせりふ回し、佇まい、そして「ラストダンスは私に」のなんとも可愛く可憐な歌声。主演の天海さん(嫁役)に、「私娘のとき、宝塚に入りたかったの」と微笑む草笛さん(姑
N響第一コンサートマスター、篠崎央紀さんと時計職人、菊野昌宏さんの対談より。北九州が誇る我らがまろさんが、師匠に言われた言の葉が響いた。お前の音楽を一人でも聴きたいという人がいたら、一生弾き続けろ 篠崎史紀
去年の「このミステリーがすごい」大賞作だし、45万部のベストセラーということで、僕が今更推すのもどうかと思うが、主人公の女弁護士のキャラが最高なのでつい。’自分の価値観をお金で図り、安く見立てたものには容赦がなく、言いたいことはもちろんずけ