俺のスピードは落ちていないか（映画メモ）

『純平、考え直せ』＠新宿

ネット住民を脇役にしながら進む話は、
電車男の２ｃｈから、今やＳＮＳへ。
原作は結構前に読んでいた覚えがあるけど、
当時より、さらにメディア環境が変化していると思う。

どんどんスピードが上がって、いろいろな感情が
こぼれやすくなってしまっているのかも。

中途半端にネット民を描くくらいなら、
鉄砲玉になったチンピラと、やくざがらみの
不動産屋に勤める女子のボーイミーツガール、
という風に観たほうが楽しめる映画。

柳さんのヌード、なんだかとても爽やかだった。


『セブンガールズ』＠新宿

再演までされた小劇場舞台の映画化とのこと。

残念ながら舞台は未見だけれど、
ストーリーは悪くないと思うし、
多分、舞台としても泣けるのかもしれないけど、
舞台の映画化でやってはいけないことを
かなりやってたんじゃないかな。

つまり台詞回しや滑舌、会話の間や笑わせネタを
リアルな映画のシーン上にそのまま持ってきて、
不自然でわざとらしさが生まれてしまうこと。

途中から、ちょっと辛くなってしまったもんな。
映画化するなら映画の作法を踏襲するべき。
そうでなければ、ゲキ×シネ方式に割り切るべき。