「先生、遅れるって……先に待っててくれってさ」「……そうか」 ボンヤリと返事を返す。 夏休み前なら、まだ薄暗い程度の時間なのにすっかりと暗くなっている世界を見上げて校門前に立つ。「何か見えるのか?」 心なしかいつもより沈んだように東田が声
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