いやすでに、9月1日に神宮球場で�盒桐攷佑�13勝目を挙げていますから、マジックナンバーは“あと20”となったわけです。“あと20”って、残り試合が25試合あるから、まだまだ天文学的数字です。しかし阪神が負けることなく勝ち続ければ、簡単に実現しそうでもある。今年の開幕当時のヤクルトだったら、“6−0”と楽勝ムードにはならなかった。
とにかく東京ドームでの“天王山決戦”というフレコミが、阪神の三連勝で完了してしまい、今度は甲子園に場所を移して“逆王手”もありうるかなと思っていたのですが、村上、大竹、才木という3本柱を“中9日”で調整させたというあたり、今世紀初頭の“ダメ虎”をよく知っている僕には、全くの夢物語でした。
甲子園3連戦の初っ端を、村上頌樹が5回2死まで完全に抑え込み、次の大竹はピッチャーライナーをお手玉でもするかのような曲芸キャッチを披露してくれて、3人目の才木は“調子が悪い”といいながら“対巨人11連勝”だとか。そんな景気のエエ話がすいすいと続くはずがないのですよ、現実の世の中では。でも、実際に起こってしまったんだからなぁ。
8月30日の試合では、才木の送りバントを投手の小笠原が掴みそこねて無死満塁ですって。そんな目に合うてたんは、僕の記憶では“ダメ虎”だったはずです。たしかに1985年というシーズンには、“勝った勝った、また駆った。勝たんでもエエのにまた勝った”と、わざわざほざいてやりたくなるほど勝ちました。あれは特別でんがな。
その“夢”が38年ぶりに岡田監督で日本一になってしまい、1年置いて藤川監督でリーグ優勝ですわ。そしたら厚顔無恥にも“連覇”やとかぬかし始めて、ちゃんとマジックナンバーまで点灯させてますねん。昭和という時代に“リーグ9連覇”を果たした球団がありましたな。あのころの巨人軍が強すぎて、ほんまにアタマに来ましたわ。
2試合を残して引き分け試合がひとつあればリーグ優勝やったのに、ダメ虎はそれを連敗しよりましてん。最終戦の甲子園では9−0でボロ負けでっせ。その前の名古屋で、星野が“ブチ、打て”とド真ん中に投げたのに、田淵は凡打しとったらしい。そんな“阪神相撲部屋”という悪口が当然のような時代は前世紀の遺物です。
いまや阪神タイガースは、年俸1億円を超す選手が12球団で一番多いんだそうですよ。球団は選手たちにきちんと利益を分配しているらしい。もしかしたらかつての巨人みたいに、レギュラー選手はサラリーに手を付けなくても、懸賞金だけで飲み食いできてんのかもね。フジテレビの“我楽多トーク番組”の言うことやから、当てにならんけど。
ということで、3人の主力投手を“中9日”で調整させ、その3人で19イニングを2点に抑えたというのは凄い。昨夜のヤクルト戦みたいに、近本が3ランホームランで試合を決めるわけで、そりゃもう笑いが止まりません。それにしても、大竹投手がピッチャーライナーをお手玉みたいにキャッチしてしまうとか、見せ場の多い試合でした。
プロ野球中継が地上波から消えて久しいようですが、BSでの中継もラストまできちんと放送とはいかないらしい。ケチな放送局ばっかりや。ケーブル経由でサンテレビと契約したらエエのか? いやいや、もう映像はYouTubeで充分ですわ。中継映像だけじゃなく、ゲームの微妙な流れまで、とことん解説してくれるからよろしいわ。
某元阪神の四番打者みたいに、“次の1点、どちらが取るか、それがポイントです”などという、“しょーもない理屈”を解説やとヌカすな。それよりは“中9日”できちんと調整させるスタッフ陣の手腕を、きちんと分析して解説しなさい。野球というものの奥深さがよう分かりまっせ。
写真1はエースの村上頌樹。写真2は大竹のお手玉キャッチ。写真3が、中野選手の2点タイムリーヒットです。その前に近本選手の“センターゴロ”がありました。
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