mixiユーザー(id:6327611)

日記一覧

1973年ごろにフランス映画社が、一連のキートン作品をリバイバルしました。それまでは「ローマで起こった奇妙な出来事」などに出ていた“笑わぬ男”キートンというイメージしかありませんでしたが、この「キートンのセブン・チャンス」を見たときには狂喜乱舞

続きを読む

この映画は劇場で見たほうがいいと思います。というのは、もし有料であれ無料であれテレビで見たら、僕は“30分ルール”で却下していたと思うから。それほど中盤まで“居心地の悪い”映画でした。だって、新薬の治験の仕事をしていた男サイモン(カイル・ガル

続きを読む

僕は公開時にスクリーンで見ています。幸いにして(?)試写会です。中野サンプラザで行われたから満員の観客と見ました。その前年の夏に僕はロサンゼルスのグローマン・チャイニーズ劇場でジョージ・ルーカスの「スター・ウォーズ」を見ており、その70ミリ立体

続きを読む

ジョン・フォードの「サブマリン爆撃隊」に出ていたナンシー・ケリー(当時17歳、って僕の歳じゃないよ!)を見ようとして、買い置きしていたDVD(当時35歳)の封を切ったのでした。「悪い種子」のDVDを買ったことと、封を切ったことは覚えていましたが、映画の内

続きを読む

先日来、英国貴族のホームドラマを見続けたこともあり、第一次大戦直前からの10年程度に渡ってのイギリス社会というものを、ダウントン村の城(邸)を中心として眺めてきました。没落しつつあるイギリス貴族グランサム伯爵=ロバート(ヒュー・ボネヴィル)が、な

続きを読む

中銀カプセルタワービルを見学した日記に書きましたが、僕は東京に来て中銀カプセルタワービルを見つけたとき、びっくりしたわけです。黒澤明が、“乞食の父親”(三谷昇)に語らせた“未来の邸宅”を、そのまま具現化したビルだと感じたもので。僕が「どですか

続きを読む

この8月下旬にテレビでこのビルのことが放送されるというニュースをFBの友人が書いていたので、その番組を見ました。たぶんテレビ東京の「新・美の巨人たち」だったと思います。その友人のマサさんがそこに事務所を構えているということで、実物を見学させ

続きを読む

ジャン・ポール・ベルモンド追悼ということで、買ったまま封を切っていなかったこの作品を見つけました。恥ずかしながら初見です。マルグリット・デュラスの原作があり、本人が脚本に参加していて、ピーター・ブルック監督です。しかし全編、シネマスコープの

続きを読む

2019年に同じ北海道放送が「嵐のち“春”〜北星余市高 4年間の激闘〜」という番組を放送していました。今回はその後日譚です。北海道余市町にある北星学園余市高校は、1988年から不登校などの問題を抱えた生徒たちを積極的に受け入れ、全寮制の高校として独

続きを読む

今年の4月に放送したときはパスしていましたが7月の再放送を録画、さらにほったらかしてましたがHDDに残っていたので見ました。←僕の誕生日に、アメリカ映画を散りばめてアメリカの文化と政治状況を語るのですから、ちゃんと早く見るべきでした(笑)。い

続きを読む

と書いたら、あんさんまだ見てはったんかいな、とっとと止めなはれという融紅鸞(とおる・こうらん)先生の声が聞こえてくるようです。あ、知らん人には聞こえませんわな。僕は子供のころラジオの人生相談で、何度も“あんさん、別れなはれ”の名文句を聞いては

続きを読む

昨日は僕がマンションのシアタールームで行なっている、いわゆる目黒ゆたか会の第58回でした。池島ゆたか監督の「ルームメイト」とその元ネタとなったバーベット・シュローダー監督り「ルームメイト」の見比べ会です。例によってピンク映画もしくはそれに類す

続きを読む

おまたせしました(って待っていたのは一部の方ですけど)「18禁 映画塾」第3回「黒澤明 エロい奴ほどよく眠る」の日程が決まりました。12月12日(日)で、会場は四谷三丁目(新宿区舟町)のコントントンVIVOとなります。時間などの詳細は、追ってお知らせいたし

続きを読む

「ダウントン・アビー」はテレビのミニ・シリーズとして、2010年9月26日にイギリスで放送を開始したとウィキペディアにあります。imdbの“公開日”というコーナーには、9月23日とあります。どないなっとんねん?←オマケにimdbにおける各話の放送日の表記は、

続きを読む

東京地方裁判所の615法廷で、公判がありました。例によって、証拠や主張の文書のやりとりを確認する作業だけですから、そのやりとりは10分程度です。ただし今回は、裁判官が代わりました。こういうことはままあるようですね。その新しい裁判官が“審理は熟し

続きを読む

つまり、シーズン1を全7話見て、「再訪」という劇場版のプロモーション番組を見てから第2シーズンの5話まで(全9話)を見たということになります。第1シーズンだけで終わる予定でしたが、シャーリー・マクレーンが出てくるだの、リリー・ジェームズもおる

続きを読む

7年前にNHKで放送したときに見ていますが、今回は“デジタルリマスター版”でした。前回は僕たちの会社が字幕制作を担当しましたが、今回はコーワーカーが単独で仕事をしています。でも字幕的には前回の字幕に再度手を入れたというのが実態。物語は、ユトラ

続きを読む

Imdbによるとこの作品の上映時間は101分だそうです。NHKの「BS世界のドキュメンタリー」は50分程度の放送時間ですから、1時間近くがカットされていたことになる。そんな状態でも僕は、とても意義ある放送だったと感じています。これは決して、“映画を10分

続きを読む

すでに公開時に劇場で見ていますから、ほとんどの部分については書きました。念のためリンクしておきます。>https://mixi.jp/view_diary.pl?id=1976833609&owner_id=6327611再見しての新発見というほどではありませんが、やはり映画の音響という部分に、きち

続きを読む

NHKでやっていたときは吹き替えだったことからパスしていました。今回は契約中のスター・チャンネルが字幕放送したのでチェック。しかし「ダウントン・アビー 華麗なる英国貴族の館」だったタイトルが、「ダウントン・アビー 〜貴族とメイドと相続人〜」

続きを読む

冒頭のセリフは、テイラー・シェリダン監督・脚本の「ウィンド・リバー」にありました。負傷したFBI捜査官ジェーン(エリザベス・オルセン)が“運が悪かった”と言うと、ジェレミー・レナー扮するハンターが“この辺に運は住んでいない”と言い放ち、先の言

続きを読む

残念ながらDVD化されていないのですが、VHSで持っているからそれをHDDに移しました。僕が持っているVHSは、本来93分のところ89分しかありません。カットされているわけではなく、ヨーロッパ仕様のテレビ向けにテレシネする際、毎秒25コマでビデオ化する

続きを読む

黒澤明は1998年9月6日に、88歳で亡くなりました。早くも四半世紀が過ぎようとしています。今年の5月から始めた池島ゆたか監督のトークショー「18禁 映画塾」の、第3回として黒澤明を取り上げる予定で、その下調べということから「“世界のクロサワ”を

続きを読む

昨年末に劇場で見たときには、あまりの冗漫さにアタマに来て、糞味噌にこき下ろしました。しかし我がアイ・キャンデーであったガル・ガドットに対しては、様付けはやめたけれど未だ未練たっぷりですねん(でもいちおう過去形)。せやから、またぞろハイビジョン

続きを読む

第29回FNSドキュメンタリー大賞ノミネート作品だそうです。僕は、最近再放送したものを見ました。宮崎県と大分県の県境に近い高千穂峡の土呂久(とろく)で問題となった公害を扱っています。住友金属鉱山が大正時代から採掘していた亜ヒ酸を含む岩石は、殺虫

続きを読む

本木荘二郎による映画芸術協会の作品で、黒澤明が松竹で撮った作品です。脚本は「野良犬」で組んだ菊島隆三との再コンビ。菊島はこのあと黒澤明と数々の秀作をものします。黒澤プロダクション設立にあたっては役員として参加するに至ったほど。本木荘二郎が東

続きを読む

そもそも、邦題が「Summer of 85」と英語表記だけというのは、日本映画史上初ではないのかな。邦題に英字が登場したのはリチャード・レスター監督の「HELP!四人はアイドル」(1965)が初だったけど。←というようなトリビアだけをありがたがる人は、この日

続きを読む

「18禁 映画塾」という池島ゆたか監督のトークショーを企画している僕は、その第3回として黒澤明を取り上げることになり、手持ちリストを調べたら“ほぼ”全作品をハイビジョン録画していたことから、それぞれ見直しています。←「夢」だけがDVDで、「乱」に

続きを読む

東宝争議のため、東宝で映画制作ができなくなった黒澤明が映画芸術協会のもとで大映で作った映画です。監督作としては第8作で3月13日公開、この年には10月17日にもう1本「野良犬」を公開しています。大映が公開したので、VHSは大映(当時徳間書店傘下)か

続きを読む