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日記一覧

今回見直したのはNHK−BSで放送した105分バージョンです。imdbには101分と表示されていて、僕が最初に見たAFMでの上映では121分でした。どこがどう違うか、今となっては全く分かりません。アニエス・ヴァルダにはこのあと「アニエスの浜辺」とい

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僕は今までこの「シェーン」を、牧畜中心に生活しているカウボーイたちと、農業中心に暮らしていこうという人々の対立だと考えていました。その図式はそれなりに正しいのですが、僕には誤解がありました。まずロケ地がワイオミングだったことから、ワイオミン

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僕は15歳でした。それが人生でいちばん美しい時期だなどと言いませんが、とりあえず阪神タイガースが小山・村山の活躍でセ・リーグを制覇したわけですから、その後の半世紀と比べても画期的な年ではありました。「キューポラのある街」「椿三十郎」「私は二歳

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BSイマジカで見ました。ハイビジョン放送ですが、この放送局はフルハイビジョン放送ではないし(録画したデータの量で判断しています)、デジタル・リマスターといっても、以前発売していたビデオソフトよりはずっとマシだけど、“最高画質”とは呼びたくない

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アメリカでは2015年の9月半ばに、2回に分けて放送された221分もあるドキュメンタリーです。監督はサラ・コルト(写真2)で、「アメリカン・エクスペリエンス」というシリーズの一挿話です。NHKでは12月21日から4夜連続で放送しました。こちらは合計で200

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この監督、アブデラティフ・ケシシュの「クスクス粒の秘密」も、無駄に長い2時間半を超す作品でした。映画は長ければいいというものではない。同じ入場料金なら長い映画を見たい、という人は考え方を改めましょう。←僕は昔、3時間を超すスペクタクル史劇が

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2014年の11月に、AFM(アメリカン・フィルム・マーケット)で見て、“これは2014年最高の収穫かもしれない”と感じた映画です。そのときimdbの点数が6.8と低い、と驚いていたのですが、今は6.6とさらに下がっている。そもそも日本公開されるにあたっての邦題

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2015年の7月に、川本三郎さんのトークショーに参加し、久しぶりに川本さんと言葉を交わしました。奥さまを亡くされてから落ち込んでおられたとは聞いていましたが、何十年ぶり家の再会では昔のように言葉をかけてくださいました。そんなことから、川本さんの

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アダム・サンドラーが主演で、4代続くイースト・ビレッジの靴屋を演じます。ニューヨークのマンハッタンでは古くからの街並みを残そうとする運動とは逆に再開発を進める一派がいる。靴屋のマックス(アダム・サンドラー)は、そんな周囲の動きより、母親との幸

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数日前に見たばかりですが、あれは予習。今回が本物の研究会です。VHSであっても、製品として発売されたものなら放送録画のような“粗さ”が感じられず、LDレベルだと思いました。使える。前回はパクラ&マリガンについて述べたので、今回はナタリー・ウ

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ハリウッドが全盛期であった1939年の作品で、ゴールドラッシュに沸いた1849年をもじって“サーティーナイナース”と呼ばれた作品の一つです。ジョン・フォードにとって初めてモニュメント・バレーでロケした作品だそうです。その後、フォード&モニュメント・

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僕がゴダールの新作を見るのは12、3年ぶりです。「東風」以後のゴダールは好きではないのですが、「パッション」までは封切りの映画館へ出かけました。その後劇場に出かけたのは「10ミニッ・オールダー」ぐらい。でもこれはオムニバスですね。それだけ離れて

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まず「昭和偉人伝 黒澤明」が、「クローンの覚醒」宣伝の一環として作られたものだということが透けて見え、黒澤明を“救った”ルーカスやハリウッドによる「クローンの覚醒」を見ろよ、というメッセージしか感じ取れないおざなりな内容だったわけです。それ

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僕はあまり映画公開のニュースなどを読まないもので、長崎俊一監督の「唇はどこ?」が上映されるという話を聞きながら、ユーロスペースで舞台挨拶か、それも夜11時過ぎ?と二の足を踏んでいました。ということでわざわざ舞台挨拶を外して鑑賞。それでも21時15

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公開時に奈良まで落ちてきたのを見て以来、テレビでは見たと思いますが、VHSビデオは入手しながら未開封でした。いまさら未開封のVHSが高値で取引されるわけでもないので、開封してHDDへ。物語は、あまり売れていないミュージシャンのロッキー(ステ

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ケン・スコット監督がカナダで作った「人生、ブラボー!」(2011)のハリウッド版だそうです。ケベック州の監督だからフランス語なのでリメイクになったんですな。英語圏の作品ならそのまま公開していたでしょう。マイミクdimさんが見たと書いていたので、僕も

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先日、映画研究会で“刑事もの”を取り上げる話を書きました。そのとき「ブリット」に全く触れなかったのは、すでに研究会でとりあげることが決定していたからです。僕は自分が提案した“映画の見せ場8連発”でも、この「ブリット」のカーチェイスをトリに据

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日本公開当時、大阪の映画館はほぼ顔パスでしたから、見ようと思えば見れたのですが、今の今まで見ないでいました。基本的に興味がなかった。“バトル・オブ・ブリテン”を描いたイギリスの国威発揚映画だと思っていたからです。←「史上最大の作戦」のあと、

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原節子追悼という意味で、NHK−BSで放送した「秋日和」を見直しました。1960年の作品で、僕にとっては「彼岸花」よりずっと楽しかった。2時間8分もあるのですが、一気に見てしまいました。物語は、母親秋子(原節子)と二人暮らしの三輪アヤ子(司葉子)が

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なにしろ僕が生まれた年の8月上旬に公開していますから、当時生後3か月の僕は今回が初めての鑑賞です。谷口千吉の監督デビュー作で、オールシネマ・オンラインでは黒澤明と谷口千吉の共同脚本となっています。主演の三船敏郎にとってもデビュー作だそうです

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クリムトという人の絵画については何も知らないので、“黄金のアデーレ”って本当に金箔を張っていたのか、とまず驚きました。同時に、金箔をありがたがる自分の中の俗物根性がくやしい。物語は、第二次大戦中にアメリカへと逃げたユダヤ系オーストリア人の話

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まず、今まで僕はスティーブ・マックイーンについてミクシィの日記で30回近く触れています。名前で検索しただけなので最近アカデミー賞レースに顔を出している同名監督も含まれているかもしれませんが、そのときも僕は必ず“有名スターのパチモン”と言ってい

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何度も繰り返しいろいろ見ていると思っていた小津作品ですが、少なくともミクシィの日記に映画鑑賞記を書き始めてからは、一度も取り上げていないようです。原節子が亡くなったこともあって小津を思い出し、原節子は出ていないけれど直近に録画してあった「彼

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庵野秀明というアニメーターが率いるスタジオカラーが、ドワンゴと手を組んで行った“日本アニメ(ーター)見本市”についてのドキュメントです。ネット配信して投票を競うという方式だったようで、それに参加した櫻木優平監督(写真2)の「新世紀いんぱくつ。

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パスするつもりだったのですが、女房が見てきて“面白かった”と言うもので、ロザムンド・パイクが出ているなら見てやるかと出かけました。結果は残念。物語は、子供が3人もありながら夫ダグ(デビッド・テナント)が浮気したせいで別居、妻アビー(ロザムンド

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2015年の3月にスターチャンネルで見た映画です。テレビムービーですが、しっかりした内容の映画だと思いました。ということで再見。でも題名の「TAKING CHANCE」が、戦死したチャンス・フェルプスを送り届けるという意味もあったことを忘れていました。揮発

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原作はウイリアム・インジの戯曲です。例によって僕は舞台劇に対して無知ですから、そのあたりは詳しい方にお任せします。とりあえず舞台劇を映画化すると、とても窮屈に感じるという一般的な傾向がこの映画にもありました。どういう窮屈さかというと、「サウ

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リチャード・カーティス監督は「ノッティング・ヒルの恋人」の脚本家で、「ラブ・アクチュアリー」を監督して評判となりました。僕は「ラブ・アクチュアリー」のベタな感覚が好きになれず、さらに「パイレーツ・ロック」という似た構成の作品も乗れませんでし

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1955年の9月に公開された大映映画です。あのころほとんど全国同時公開だったと思いますので、僕は奈良で見ましたが、東京との時間差はせいぜい2週間でしょう。つまり僕は小学校2年生の秋に見たことになります。その年の4月に奈良市内に転校しているので、

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原題は「What We Do in the Shadows」ですから、“闇社会で何をして生きているか”というような意味でしょう。ニュージーランドのジェマイン・クレメントとタイカ・ワイテイティというコンビが監督・脚本・主演しています。2005年に「What We Do in the Shado

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