imdbによると、Mike Cahillという人物は8人以上存在するようです。僕が今回見たのは、「アナザー・プラネット」(2011)を監督したマイク・ケイヒルです。僕の考えではマイク・ケーヒルと表記したいけど、それを無理押しすると同名異人とこんがらがって処置なしになりそうなので、今回はオールシネマ・オンラインの表記に従います。
邦題が「アイ・オリジンズ」となっていて、人間の目の虹彩というものについて語り始める映画ですが、原題は「I Origins(私の起源)」であって「Eye Origins(虹彩Iris:アイリス)」ではないところが、めんどくさいといえばめんどくさい。つまり人間の虹彩は各人固有のものだという科学的認識を元にしたサイエンス・フィクションなのでした。
ということで、トンデモない物語が展開しますが、冒頭に述べたように僕は天才バカボンのパパになりきって、“これでいいのだ!”と自分を納得させました。「アナザー・プラネット」にコロリとまいったように、この程度のネタが簡単に割れる手品でも、すんなり信じてやるのが大人のゆとりというヤツでっしゃろ。誰も損せえへんし。
僕は男優にほとんど興味がないもので、マイケル・ピットという名前は知っていても別に、という感覚です。でも、マイク・ケイヒル監督が組んでいる女優ブリット・マーリングに興味が湧いてきました。脚本書いたり製作したりと、いろいろやってますからボチボチ追いかけたろかな。←どこまでも上から目線ですねん。
あ、映画の内容について書くことを忘れてました。人間の虹彩の紋様が各人によって異なることを研究している博士イアン(マイケル・ピット)が、ソフィ(アストリッド・ベルジュ・フリスベ)という謎の女に心を奪われるのですが、悲劇的な別れをとげます。そして研究のアシスタントだったケイト(ブリット・マーリング)と結ばれ子供を得る。
ところが子供の虹彩を検索すると、インド系の人物と合致します。何かの間違いかと調べていくと、死んだはずのソフィの虹彩と一致する少女がインドに居るという事実がわかる、という展開なのでした。てなわけで、別の地球が天空に存在する映画を見てコロリと参った僕ですから、今回も毒を喰らわば皿まで、とつきあいました。
もちろん「アナザー・プラネット」を30分ルールで止めた人には、この映画をオススメしません。僕だって、マイケル・ピットの回りにだけなんでエエ女が次々出て来んねんと腹立たしかった。でも、ソフィとエレベーターで別れ別れになってしまう場面に納得した僕は、やっぱりインドへ行きなはれと後押ししたわけです。
そしたら、あんさん、インドでアーチー・パンジャビが出てきてくれましてん。誰やって? 「グッド・ワイフ」で証拠固めする美人探偵ですがな(写真3)。なに、知らん? そんな人はちょっとあっちへ行っといてんか。阪神タイガースのショートでエラーを連発する熊谷くんの顔でも拝んでなはれ。←佐藤もエラー多すぎるで、とこれはまた別の話。
ということで、人間というものは自分が信じたいものを信じるという本質がありますから、こんな我田引水のSF噺につきあう必要はありませんよ。せやけど無理が通って道理が引っ込む世界の趨勢ですやんか。それなら“自分の見たい夢を映画で”という方向性も、神は認めてくれまっしゃろ。残り少ない人生、楽しまな損ですわ。
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