■タカイチ・チームのツアーは大成功■
マスコミの報道では世間は物価高であえいでいる中、11名の閣僚が21か国にゴールデンウイーク中に海外を訪問するとは何事だという冷ややかな態度が目立った。
しかしながら政治家、実業家は全て結果だ。
外遊に「遊」という言の葉があるが、各閣僚はテーマを決め、成果を出して帰国した。例えば高市首相は五日でオーストラリア、ベトナムを訪問しているが、オーストラリアのアルバジーニー首相から「日本は準同盟国だ」と記者会見の際発言が出て、LNG(液化天然ガス)の日本への供給拡大をする一方、日本からオーストラリア向けは精油の輸出を拡大することで合意している。
ベトナムは世界第二位のレアアース埋蔵量がある。レアアースの日本への供給に合意をこぎつけた。しかも嘗ての安倍元首相が提案した「自由で開かれたインド太平洋(FOIP)構想」をより地に足のついた経済安全保障に拡大したことを首都・ハノイ市内にあるベトナム国家大学ハノイ校で高市首相が
(1)エネルギー・重要物資の供給網強靱化
(2)官民一体での経済基盤の共創とルール共有
(3)安保分野の連携拡充―の3点
を提示。
以前表明したエネルギー支援枠組み「パワー・アジア」を例に挙げ、日本が主体的に役割を果たすと約束した。
十分過ぎるほどの「結果」を出していると思わないだろうか。
しかもベトナムのレ・ミン・フン首相は高市首相の発言に全面的に支持と同意を表明した。
これには高市内閣の閣僚たちも驚かせた。なんといってもベトナムはチャイナと地続きだ。その距離は千キロを超える。それほどチャイナと隣国なのに、日本側につこうとしているからだ。東南アジアはアメリカとも仲良くしたいが、中国との関係も壊したくないと考えている国は珍しくない中、これは思い切りの良い話である。
具体的にはナフサを始めとする石油製品から日本の病院で多用されている医療用品も実はベトナムでかなりの程度造られている。日本への医療品の供給が途切れないよう、日本もベトナムが安定して石油を入手しやすいルートを作っていくといった事まで話し合われた。
双方が手持ちのカードを出し合い、経済安全保障を対等な相互依存関係で作り上げていく。これが新しいあり方なのだろう。タカイチ・チームはそれを実践した。
チャイナ外務省は日本のサプライチェーンの見直しは地域を不安定化させるといった趣旨をポストしたが、元をただせば高市外交を覚醒させたのはレアアースの売り渋りを仕掛けて来たチャイナだろう。何をかいわんやと思うのは私だけではあるまい。
このようなポストを日本側から頼みもしないのに行なっているところを見ると、かなり焦りが感じられる。
但しアメリカ国務省は日本のこうした関与を歓迎、支持すると「模範解答」的にポストしたが、FOIPは「力による平和」とは対立する。そのあたりどううまく整合性を取っていくかが課題だ。
日本お得意の「なかったことにする」方式で目を瞑るのではないだろうか。
最後までご覧頂きまして、ありがとうございました。(続く)
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