■日本のマスコミの報道こそガラバゴス■
日本のマスコミの高市内閣への波状的な偏向報道が目立ってきた。やれ芸能人のMEGUMIとあれだけ美容について話し込んだのに、中東諸国の外交官、外相とは話した時間が短い、何をやっているんだとか、高市首相はなぜイランが折角日本の船舶は協議の上通してやると言っているのに、オファーに乗らないのかといった具合である。
しかしながら時間はあまり関係なく、「結果」を残しているかどうかで判断すべきだ。
結果とは何か。
ホルムズ海峡経由で総需要の石油の94%を輸入している日本が経済的な苦境に陥る事なく、しのげるようにすることだ。
これについてどなたも異論はないだろう。
この見地からすると、高市首相は課題に挑戦し、結果を出せているといえるのではないかと思う。
親日国でもあるイランはホルムズ海峡を日本と協議の上で通してやるという趣旨を通知して来た。以前にも分析したが、これは西側諸国にクサビを打ちつける策であることは明らかだった。
しかし高市首相はブレず、そのような甘言にのせられる事はなかった。これまで通りイラン・アラグチ外相に対し、唯一の被爆国として、核開発には反対、ホルムズ海峡は「国際公共財」なので、早期に全ての国の船舶の安全確保、しかし対話はいつでもオープンを一貫して伝えた。
マスコミの報道通り、イランの目論見にまんまと乗せられていたら、今頃どうなっていたのかと思う。
アメリカ・イスラエル軍のイランへの先制攻撃には国際法とFACTを照合して判断すると高市首相は述べた。「違法だ、違法だ」と息巻く欧州とは対照的な反応を見せた。
その上で、高市首相、茂木外相はUAE(アラブ首長国連邦)、カタール、サウジアラビアの外相クラスと電話会談、茂木外相は3月17日、4月6日、4月15日と三回もイランのアラグチ外相(注・写真)と電話会談を行なっている。船越外務事務次官はワシントン、ブリュッセル(注・EUの「首都」)、ロンドンの三拠点を頻繁に行き来して活発だ。
中でもUAEのアル・ファヒーム駐日大使は
「イランの行為は経済的なテロ同然。我々は日本への輸出が最優先事柄だ」
と述べ、ホルムズ海峡を経由しない、フジャイラ港からの供給を更に拡大することを表明した。日本の原油の輸入量の40%以上は現在UAE産である。
OPEC脱退もこの伏線と考えている。最早アメリカが世界最大の産油国に躍り出た事で、役割に疑義が加盟国の関係各署から呈されていたのだろう。
サウジアラビアもマンブー港からの供給拡大を通知して来たため、紅海からインド洋にかけて出没するイエメンのテロ組織へは依然として警戒する必要はあるものの、紅海経由からも原油の輸入がかなりの程度可能となったのである。
一部の識者は高市氏にマスコミが批判的なのは「マスコミは手間のかかる報道を嫌うからだ」と述べている。確かにそれは事実でもあるのだが、裏でけしかけているのは積極財政派の高市氏を好ましくない財務省だろう。隙あらば増税したくて仕方がない、まるで増税マニアのような財務省は一見「ラスボス宮沢」が辞任に追い込まれた事で鳴りを潜めているように見える。しかしこのまま大人しく引き下がる訳がない。そこで偏向報道を煽っているのだろう。
マスコミの偏向報道に乗せられることは財務省内の増税マニアの思うつぼだという事を強く認識しておきたい。
しかしそのような中、何とダイヤモンドオンラインだけが高市氏の外交攻勢を見て「東京は世界の外交のハブになった」と高く評価した。
ダイヤモンドオンライン、見直したぞと思ったものだ。
拙稿でもその言の葉を使わせて頂いた次第だ。
日本のマスコミはあまり報道がないが、FT(フィナンシャル・タイムズ)、WSJ(ウォールストリートジャーナル)ニューヨークタイムズなども挙って機動的に活動している高市内閣をタカイチ・チームと評していた。何の事はない。海外メディアの方が高市内閣の外交力を正しく評価していたのだ。
高市内閣が課題の「結果」で、日本の年間に必要な原油の50%ぐらいは確保出来たはずだ。
それでも残り50%・・・どうするのか。
■ゴールデンウイークの外遊は「資源買い出しツアー」■
世間は何と11連休の人もいるというから、おめでたいことだ。私は社会人になってからゴールデンウイークどころか、レッドウイーク(戦いの週間)の「グレートゲーム」が熄むことはない。就職氷河期世代の大半は土日祭日しっかり休める職場などどこにもなかったのだ。バブル世代の既得権益という名の「雇用」を維持する為、そのような職場ぐらいしかなかった。イマドキの若い子達のように文句ばかり言っていたのでは就職氷河期世代はホームレスになって野垂れ死するしかないので、最大で13日間ぶっ通しで働いた事がある。五月病、連休ボケは「贅沢病」でしかない。
今年はそれでも楽なもので、8日連続だ。
話を戻そう。共同通信によれば、高市首相ら閣僚11名がゴールデンウイークにそれぞれ22か国を訪問する。高市首相は同盟国(注・日本はアメリカ以外の国で、オーストラリア、インドと同盟関係にある)のオーストラリアとベトナムを訪問する予定だ。
高市首相が閣僚に骨休めして来いなどと甘い事を云うはずもない。実際彼女は
「日本国民の為、日本の為、働いて、働いて、働きぬく内閣です」
と述べていたほどだ。同社の報道では、LNGと石炭のエネルギー調達についてオーストラリアのアルバニージー首相と確認を行うとのことだ。ベトナムはレアアースの埋蔵量では世界第2位なので、これも対中の代替調達を見据えての事だろう。
残り50%の完全確保を求めて、石油、LNGだけでなく、レアアースまでも調達を求めて外交攻勢を掛けていく積りなのだ。
6月に開催されるG7サミットが楽しみになって来た。ダイヤモンドオンラインの言うように「外交のハブ」が本物かどうか、ハッキリわかるだろう。
但し既にその「結果」の兆候は顕在化しつつある。
それが今回の切り取り記事だ。日本のパナマ船籍の巨大タンカーの出光丸(積載量約200万バレル)が4月28日、ホルムズ海峡を通過したとロイターで報じられた。
最後までご覧頂きまして、ありがとうございました。
〜写真〜
・イランのアラグチ外相とマスウード・ペゼシュキヤーン大統領
マスコミの偏向報道と裏腹に高市首相、茂木外相は何度もまるで商社マンのごとくふたりと電話会談を実施している。
■イランメディア「出光丸がイランの許可を得てホルムズ海峡を通過」 駐日イラン大使館は「日章丸」の写真を投稿「両国間の長きにわたる友情の証」
(TBS NEWS DIG - 04月29日 15:03)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=266&from=diary&id=8767412
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