mixiユーザー(id:65810897)

2022年05月25日15:29

48 view

刺さりまくり 「ハケンアニメ!」


いやー、名作です。
予告編の印象では軽やかなコメディと
いった感じを受けてたんですが、
熱く渋くなかなか深い
モノづくり達の思いと葛藤を描いた
お仕事ムービーでした。

本作を観るとアニメの仕事が
いかに過酷なものか、作り手たちの
格闘と舞台裏がびしびし伝わってきます。
ぐっとくる台詞も多いんですよね。

「描くことへの不安は描くことでしか
乗り越えられない」

「ゼロからものを作るプレッシャーは
とんでもない。気分転換なんかできない」

「納得できないものを世の中に出したら
終りなんだよ」

「「何かを失っても何かを成し遂げないといけない時がある」

「都合のいいエンディングはいらない」

「リアル以外の場所も豊かにするのが私たちの役目」


そして出来上がった作品を前にして主演の
新人監督役、吉岡里帆さんがつぶやく
「刺され、誰かの胸に」

わかるなぁ、この気持ち。
僕もこれまで3本の映画に、脚本書き、
プロデューサーなどで関わってきました。
途方もない時間ととんでもないトラブルを
乗り越えて発表した作品への思いは、
まさしくこれ、なんですよね。

この映画を観ながら何度、そうそうとうなずき、
だよねーと笑い、泣いたことか。

劇中に披露される2本のアニメのクオリティーも
見事です。
あ、それから、エンドロール後にもうワンシーン
あるので、途中で席を立たずに観てくださいね。
1 0

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する