８月の詩は「今をはみだして」

8月になりました。で、8月の詩を。
新しい詩が仕上がらなかったので、「山梨日日新聞」に先日掲載したものを。岡島弘子さんが詩の選をなさっている面に「各地の詩壇から」というコラムがあり、そこに頼まれて書いたもの。10行以内という初体験の長さで、短詩という結晶度は求められないものの、だらだら書きたくなった頃には、もうおしまい、と言われているような感覚。それに新聞なので読者層のことも多少は意識、結果的にはぬるめの作品になった気もする。だが発表したものに言い訳は無用というわけで、以下を参照されたし。タイトルは「今をはみだして」。

http://kamitelyric.web.fc2.com/month-poem-latest.html

オリンピックは感染爆発の中、粛々と進んでいる。日本選手が出れば応援したくなるし、メダルの栄冠に輝けばおめでとう、とねぎらいたい。みんな笑顔がいいなぁと思う。鉄棒とバトミントンで信じられない番狂わせがあったが、いかなる実績・実力にも絶対はないということなのだろう。次の試合に向かう人もあれば、違う道に進む人もあるだろう。いずれにしても今回の大会ではお疲れ様と言いたい。男子サッカーのニュージーランド戦でPK対決となった時にはまた駄目だろうと思った（それくらい国際試合でのPKにはいい思い出がない）。相互にペナルティを課せられ最後の泥沼から這い上がるのがペナルティ・キック戦だ。負けても責められない。だがなんと勝利した。こんなこともある。

それにしても、近頃の小池都知事の静けさが不気味である。政界の保守派底流で何かが起きているとしか思えない。それにファイザーはワクチンは３回目接種が必要と言い出した。私が二度目接種をしたのは７月１日だがその半年後というと、ちょうど元旦となる。その頃に〈収束〉はないと公然と議論され始めたということだ。