落語誕生に寄与した
オールスター、
安楽庵策伝、井原西鶴、
露の五郎兵衛、井沢彦八、
鹿野文左衛門、近松門左衛門
が入り混じり、粋なドラマを
見せてくれる小説。
今日はその中から、心に残った言の葉。
露の五郎兵衛が、鹿野文左衛門に放ったひとこと。
「噺が可笑しいと人が思ういうんのは、わしが
思いまするには、人の気持ちがぴいいんと張った
ときに、ふわわわ、と思いもよらんことから
緩まる、そんな時やないかと思いますが、どうですやろ」
もうひとつは、文左衛門の女房が初めて子どもを
宿したとき、お母さんが彼にぽつり。
「女の初産はね、命がけなんだ」
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