7はどこまで生き延びられるのか

Windows７のパソコンを使ってすでに11年。動作も鈍ってきたのでいよいよ新バージョン購入かと思っていたが、それなら一度工場出荷時の状態に戻し、ハードディスクをSSD（かなり高速になることが期待できる）にしてみてはどうかと息子がいうので、昨日の午後から作業開始。リカバリーディスクがあるので簡単かと思ったが案外分かりづらく、まともに動くようになったのは本日夕方であった。

Windows７はすでにサポートも終了し、通常のパッチの配布も終了している。サーヴィスパパックというものをネット上の遺産から見つけ出してインストールするのが一苦労であった。無論、私にそのスキルはないので全部息子にやってもらったのだが、彼にも想像できないほどPCのソフト環境は変化していた。たとえば今、私が使っているワードビューアーはもう配布されていない。同人が送ってくる文書原稿はほとんどワードで作成されているが、貧しい私はマイクロソフトのオフィス関連品はひとつも持っていないのだ。それでも昔はマイクロソフト社の公式HPから無料でワードビューアーをダウンロードできた。私はそれを使い続けていたので、それが三年も前に配布終了したことを知らなかった（今回リカバリーしたのでそれは消えてしまい入手できなくなった。マイクロソフトのけち！）。代替ソフトを導入して切り抜けるしかない。

万事がそうした感じで、さまざまな箇所で問題が発生したが、何とか息子の助力を得て快適環境に到達した（ネット上でこうした複雑な問題への対処法をレガシーとして積み上げている人々がいなければそれも不可能であったろう。彼らの実践と情熱には畏敬の念さえ覚える）。古いPCだが目のさめるような高速となり、動作はキビキビしている。これから細かいところではいろいろ設定が必要が必要になるが、その作業も新鮮である。こうなってくると、Windows７がどこまで生き延びられるのか、楽しみにすらなってくる。もちろん寝たきりの延命ではなく、元気に活躍する爺様として。