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2020年09月25日20:12

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最近買った古本:ジャン・ロラン『ポルトレ集』ほか

 今月は古本買いを若干抑え気味にしました。なかでは、オークションで買った下記が値段は高いが、珍しいもの。
JEAN LORRAIN『Portraits Littéraires et Mondaines』(BAUDINIÈRE、1926年11月、4142円)
→人物の紹介をするポルトレで、レニエ、ドールヴィイ、ユイスマンス、ペラダン、ミルボー、A・ドーデなど文人や、ギュスターヴ・モロー、サラ・ベルナールらを取りあげている。RENEFERという人の銅版画の挿絵が各章の冒頭にあり、全部で14点。ここに挙げた妙に印象的な人物像はミルボーの章の挿絵、おそらくミルボーの小説の人物Abbé Julesではないかと思われる。生田耕作旧蔵書。

 奈良へ用事で行ったついでに、「柘榴の国」で下記。
「饗宴 第8號」(書肆林檎屋、80年12月、1100円)
→有田忠郎の「ジョー・ブスケをめぐって」が読みたかったが、すでに所持している有田忠郎の単行本『夢と秘儀』に収録されていた。
 下記は、そのとき買わなかったが、持ってないことが分かったので、奈良まで自転車で行ったついでに買った。
「饗宴 呉茂一先生追悼号」(書肆林檎屋、78年12月、1100円)

 その他オークションでは、
福永光司『「馬」の文化と「船」の文化―古代日本と中国文化』(人文書院、96年3月、814円)
長谷川朝暮訳『赤き酒(ルバーイヤート)』(吾妻書房、昭和32年9月、1100円)
吉江喬松『輝く海』(春秋社、大正13年7月、500円)
野田昌宏『「科學小説」神髄―アメリカSFの源流』(東京創元社、95年8月、800円)
田辺貞之助『フランス文章読本』(共立出版、昭和31年8月、430円)
→今さらとも思うが。
サルヷドル・デ・マダリアガ相良次郎譯『英佛西文藝の比較』(研究社、昭和8年7月、400円)
→タイトルだけで買って失敗みたい。
篠田桃紅『墨いろ』(PHP、16年10月、400円)
→『日本の名随筆 香』に載っていた文章がすばらしかったので。

 日本の古本屋で、
「幻想文学51 アンソロジーの愉楽」(アトリエOCTA、97年11月、900円)

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