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日記一覧

小林康夫ほか『「光」の解読』(岩波書店 2000年) 引き続いて光についての本です。「宗教への問い」というシリーズの中の一冊。小林康夫「祈りのコロナ」、小池寿子「闇から光への上昇」、大貫隆「ロゴスの受肉とソフィアの過失」は分かりやすく、感心する

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乾正雄『夜は暗くてはいけないか―暗さの文化論』(朝日選書 2004年)谷崎潤一郎『攝陽隨筆』(中央公論社 1935年)のなかの「陰翳禮讃」のみ 光の哲学について読んだ後は、現実の空間における暗さについての本です。乾正雄の『夜は暗くてはいけないか』で、

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山崎正一『幻想と悟り―主体性の哲学の破壊と再建』(朝日出版社 1977年)H・ブルーメンベルク生松敬三/熊田陽一郎訳『光の形而上学―真理のメタファーとしての光』(朝日出版社 1977年) どちらも「エピステーメー叢書」なので本の装丁は同じ(たぶん杉浦康

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 少し間を置きましたが二つの古本市の報告。最近古本市に行っても、大きな本は買うのをためらわれることが多くなりました。これはわれわれ年寄り古本仲間の共通の傾向です。四天王寺の古本市は、用事があって三日目の日曜日に馳せ参じました。三日目ともなる

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庭田茂吉『ミニマ・フィロソフィア』(萌書房 2002年)山内得立『ホモ・ヴィアトール―旅する人』(能仁書房 1958年)                                    哲学書らしきもののなかから、あまり哲学用語が出てこない随想

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MONIQUE WATTEAU『LA COLÈRE VÉGÉTALE―La révolte des Dieux Verts(緑の神の反乱)』(marabout 1973年) marabout叢書の一冊。マルセル・シュネデール『フランス幻想文学史』や「小説幻妖 ベルギー幻想派特集」の森茂太郎評論でも、

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 前回古本報告からずいぶん間が開いてしまいました。この間ドイツへ旅行しましたが、昨年パリでの作戦に味を占めて、ベルリンで家内らをアルカーデンという大型ショッピングセンターに残して、地下鉄を乗り継いで古本屋に一軒行ってきました。事前にネットで

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