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日記一覧

 遅くなりましたが、下鴨神社の納涼古本まつりの報告。猛烈な暑さに加えて、初日かつ祝日のせいで人が多く、肩越しに覗かないと見れない状態で、まいりました。今年は古本仲間も暑さを敬遠して参加しなかったこともあり、12時までで早々に引き上げました。 

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JOSÉPHIN PÉLADAN『LES AMANTS DE PISE』(UNION GÉNÉRALE D’ÉDITIONS 1984年) 5年ほど前に、大阪古書会館の古本市で150円で買ったもの。前の持主が誤植を正すなど丁寧に読んだ形跡がありました。ペラダンの名前は、学生の頃から

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犬飼公之『影の古代』(桜楓社 1991年) 次は、日本の古代文学のなかで影という言葉がどう使われているかを通して、古代人の感性を考察した本。分身のテーマはそのうちの少しの部分にしか出てきませんが、全体として面白そうなので読んでみました。なじみの

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河合隼雄『影の現象学』(講談社学術文庫 2021年) この本も前々回読んだオットー・ランクと同じく、心理学者が書いた本。実際の患者の例も出てきますが、神話や伝説、物語など幅広い素材を用いながら、影について自由に論じています。章立てはありますが、

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クレマン・ロセ金井裕訳『現実とその分身―錯覚にかんする試論』(法政大学出版局 1989年) 今回は、分身についての哲学的考察。途中まで何とかついて行きましたが、後半は皆目分からなくなってしまいました。分身そのものについての記述は少ないというのが

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オットー・ランク有内嘉宏訳『分身 ドッペルゲンガー』(人文書院 1988年) これからしばらく分身や影についての本を読みます。分身テーマについては、学生時代に、改造社の世界大衆文學全集で、シヤミツソオの『影を賣る男の話』(淺野玄府訳)やエエウエル

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