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日記一覧

井上究一郎『ガリマールの家―ある物語風のクロニクル』(筑摩書房 1980年)                                    引き続き、フランス文学者のパリ体験。この本はこれまでのものと違って、単純なフランス滞在記ではなく

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内藤濯『星の王子 パリ日記』(グラフ社 1984年) 内藤濯が1922年(大正11年)、39歳になってからフランスへ留学した時の日記。ところどころ日本の家族とやり取りした手紙が挟まれ、最後にフランスから日本の新聞に送った原稿2篇と、田辺貞之助の「内藤先生

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辻邦生『森有正―感覚のめざすもの』(筑摩書房 1981年)栃折久美子『森有正先生のこと』(筑摩書房 2003年) 引き続いて森有正関連で、今度は森有正について書かれた本二冊。辻邦生は東京大学の学生時に、森有正の講義を聞き、その後フランス留学時に交流が

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森有正『パリだより』(筑摩書房 1974年)森有正『セーヌの辺で』(毎日新聞社 1977年) パリで生活した日本人を語る場合にははずせない人。大学時代何冊か読んだはずですが、はっきり記憶しているのはリルケの訳本『フィレンツェだより』ぐらいで他は覚えて

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 先週金曜日、小雨の降るなか、天神さんの古本まつり初日に行ってまいりました。100円均一コーナーはいつもと違う場所、見始めた途端に大粒の雨が降ってきて、並んでいる本の背に大きな染みが点々とついて行くので、慌てて下記の本を小脇に抱える。『森亮訳

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高田博厚『思い出と人々』(みすず書房 1959年)高田博厚『分水嶺』(岩波書店 1975年) 前に読んだのに続いて高田博厚の二冊。『思い出と人々』は日本に帰国後、それまで新聞や雑誌にフランスから寄稿していた文章をまとめて出したもの。フランスで出会った

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