頑張れ、女の子。「ストーリー・オブ・マイ・ライフ　わたしの若草物語」

泣いて笑って、また泣いて
最後に爽やかな風が吹く、
そんな映画でした。
　
しっかり者の長女メグ、活発で信念を曲げない
次女ジョー、内気で繊細な三女ベス、
人懐っこく頑固な末っ子エイミー。
名作にふさわしいキャラの巧みさと
小説家をめざす次女ジョーを主人公に、
少女と大人になった今を対比させながら
見せるアイデアも秀逸だ。
　
さらに素晴らしいのは、名画を見てるような
１９世紀のアメリカの風景、ファッション、
その映像の美しさ。　
　
でも僕の率直な感想は、こんな娘たちがいたら
楽しかったんだろうなということ。
それぞれの世界観の中で、怒ったり泣いたりしな
がら一生懸命生きている彼女たちをみながら、
僕は泣いたり、笑ったり、まるでお父さんの
ような視点で観てました。
昔なら、彼女にするなら誰がいいかな、なんて
考えてたのにね。