好きな歌だ。
すごい男がいたもんだ
山でばったり出会ったら
熊が裸足で逃げていく
でもまさか、この歌詞通りの
男がいるなんて。通称オヤジ。
オヤジに会ったのは、NHKスペシャル
「ヒグマと老漁師 世界遺産・知床を生きる」
オヤジこと、大瀬初三郎さん(84歳)は知床の
海で、サケやマスをとってきた漁師。
知床には今でも野生のヒグマがごろごろいる。
大瀬さんはヒグマが近づいてくると、「こら」と
大声で叱る。するとヒグマは逃げていくのだ。
以前はハンターに頼んで殺したこともある。
でも後味が悪く、以来共存する道を選んだ。
コツは、絶対に餌を与えないことと、一定の
距離を保つこと。
大瀬さんは言う。
「熊も人間も自然の中で一緒に生きている。
それが知床の世界遺産だ」
か、かっこいいー。
久しぶりに男に惚れた。
昨今不漁で熊も餌がなく、餓死をして死ぬことも。
見かねた大瀬さんは、岸に打ち上げられたイルカを
流されないようにひもで縛り、熊の餌にした。
出来る範囲のギリギリの選択だった。
中途半端な自然保護者ではない。
現場で本気で生きてる男の心根。
いやー、ほんとかっこいいっす。
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