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2020年01月06日22:47

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松も明けたかmixi日記3

気管支を患って、咳が止まらなんだ、といふ日々がある。

エフェドリンやコデインや、あらゆるものを試したが効き目が薄く、夜になると咳き込む日々に、もぅどうにでもしてくれ、といふ思ひだった。
コンコン、といふ咳ではなく、もぅ内臓が出さうな「深い」ところから出る咳で、もぅホンマにしんどいのだ。

そんな夜が続いた頃、フとヤケになってゐた私は、バーボンをストレートで一気飲みしたところ、フっと咳が治まったことがある。
後になって読んだ見聞では、かつてバーボンやラムなどの強い酒は「鎮咳薬」として重宝されてゐた、といふ。かのモディリアーニがアル中になったのも、報われない芸術家人生もさることながら喘息の咳を鎮めるために飲んでゐたラムのせいだった、といふ説もある。

エフェドリン、はヤバい薬だと聞いてゐたこともある。
鎮咳薬がハンパな「ヤク」として珍重された時代もあると云ふ。
実際に咳に苦しんでゐる人間からすると、そんなことはどうでもいい。
中毒にならうがナンだらうが、とにかくこの咳を鎮めてくれるものであらば、エフェドリンだらうがラムだらうが、他のナニかであらうが、飲み干すわ。

幸い、最近の私にはそれほどひどい咳の症状はない。

若い頃に経験した、「あの」咳が、今の年代で来たらキツいだらうな、とは思ふ。
歳をとると鈍感になる、と云ふ。
ぜひ、病気にこそ鈍感であれかし、とおもふのだ。



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