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2019年04月07日09:32

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二人だけのデート

ダスティ・スプリングフィールドという女性シンガーをご存知だろうか？
確か世紀末から２１世紀のはじめくらいに亡くなったと記憶してる。
彼女の６０年代のヒット曲「二人だけのデート」はのちにベイシティ・ローラーズにカバーされリバイバル・ヒットする

問題は彼女の名前だ・・・ダスティ・スプリングフィールド・・・日本語で「埃っぽい春荒野」である。

最近、歌のある風景とかやってて、言葉とビジュアルの関係みたいな表現にこだわっている

それにしても仙台市海側の土埃は凄まじい・・・
ダスティ・スプリングフィールドまさに埃っぽい春荒野だ。
建造物がなくて樹木がないっていうのはこんなにすごい事なのか？
改めて防風林や防砂林っていうのは人間が自然と共存する知恵なんだなぁ～と感じる。

それにしても・・・
ホワイトアウトならぬブラウンアウトしそうである。
それとて写真に撮ると・・・

これだけである・・・しょぼい(￣ー￣)・・・

土埃に叩かれて苦労して水平を探りながら撮ってこれ・・・何ともほのぼのとして・・・見方によっては幻想的、まるで絵本のごとくメルヘンチックですらある

僕はこのほのぼのメルヘンチックな写真を撮るために、何台もカメラをお釈迦にした。

そういえば、昔、トルコのイスタンブールからカッパドキアまで旅したことがある。
永遠と続く土獏の中・・・土漠の土埃の中、時折見える建造物はそれが、朽ちかけてる過程なのか？
或いはそれが断続的に作られている過程なのか？
よくわからない何とも不思議な光景だった。

凄く気になるんだが、いちいち、長距離バスを停車させて確認させるわけにもいかず、それはそれとして受け入れることとした。

数年前の朝、福島のホームで抱き会う人たちがいた。
通りすがりの僕にはそれが惜別のシーンなのか？或いは再会を喜ぶシーンなのか？判別つかなかった。
ただホームで抱き合う人がいた。
そこにあるのは「愛情」である。
惜別の抱擁であっても喜びの抱擁であってもそこには必ず愛がある。

前後のドラマはわからない。
ただ、そこには確実に愛が写っている。

それがそこに在るという事が重要なのだ。