郵便ポストみてぇな朱色の口紅を塗りたくり、
オカメインコのやうに極端な頬紅を入れ、
ばさばさ音がしさうなつけまつげを付け、
といふメイクが流行り始めて久しい。
最初、「あぁこの娘らはメイクに失敗したのだな」と思ってゐたのだが、さうではない、と知った時の衝撃はデカかった。
なんと!
あのメイクは「流行って」ゐるのだ!?。
一度、見たことがある。
電車に乗って長めの移動をしてゐた時、斜め向かいにそこそこ可愛いすっぴんの女の子が座ってゐた。友達と喋りながらメイクを始めた。まぁ電車ン中でメイクをすること自体の賛否はおいといて、まぁ20〜30分はやってたかな・・?。
あるポイントを過ぎたあたりで、彼女は「そこそこ可愛いすっぴん娘」から「いつも街で見かける失敗メイクの醜女」になってしまってゐた。
ははぁ・・・
これか、と思った。
かういふ事って、どこから始まるのだらう?
どこの、たれが、始めたことが「スタンダード」として定着するのか?
その定義はなにか?
是非を問うのはたれなのか?
そして、それはいつ、どのタイミングで「もぅ古い」ものになるのか?。
スタジャンはいつからダサいものになったのか?
ルーズソックスはいつ「過去の文化」になったのか?
不良はいつからリーゼントをしなくなったのか?
まぁ、どーでもいいけどよ。
個人的には、ここ数年続いてゐる、夏の短パン(ホッパン)の流行は、ぜひ未来永劫続いてほしい。
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