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2017年12月06日21:04

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胃カメラ顛末記

大丈夫と思ってたとはいえ、もしかしたらの予感もありつつ、病院へ。
院長さんは僕の飲み友達で主治医。
まずは念のためにとエコー検査から。

実はこのとき大きな影があったそうで先生は、胃がんの確率
7割と判断したとか。
どうりでその後の物言いが変った。

触診もろもろをしながら、「高坂さん、僕は転んでもだだじゃ済ませません。
折角検査するんですから、絶対に何か見つけます。
間違っても見逃したりはしませんから」
おいおい、怖い、怖い。

第一、「転んでもただじゃ済ませない」って使い方なんか違うし。
かえって僕は彼の言葉におびえつつ、胃カメラへ。

横向きになって「オェー」を繰り返す僕に、後ろから看護師
さんが抱きかかえるようにして、「大丈夫、大丈夫。オェーってなるのは
若い証拠だからね。
いいのよ、なっても。肩の力抜いて、そう、そう、上手。はい、もう少し
中に入るから、オェー、いいよ、思いきり。若くないとこうならないからね。
ごめんね、きついでしょ。でも若い証拠よ。
じゃあ次は十二指腸に入る。ちょっときついよ」
と優しく何度も「オェーとなるのは若い証拠」とフォロー。

先生もそれにあわせるかのように「おー、きれい、きれい。
胃潰瘍、十二指潰瘍、もちろん胃がんも一切なし。
ピロリ菌も全然いない。大丈夫ですよ」
俺、またしても「オエー」。看護師さん、後ろから「若いねー」。


無事病院を出たら、退院したばかりの友人からメール。
「検査どうだった?気晴らしにペントハウス来ない?」
二つ返事で馴染みのジャズ喫茶へ。早速ビールと、鉄分が
必要とステーキを頼み、小宴会に。
ママが「で、どうやったの?」と聞くので、「全く問題なかった」と答えると、
「え?そうなん。面白くない」、
「どっか、悪いとこ、あれ。」って、お前は漫才の三四郎か、
と突っ込むも、ママには通じず、さらにワインで大騒ぎ。


しかし帰りのダッフルコートのポケットに、たくさんの薬が
入ってたことに気付き、つくづくダッフルに薬は似合わない、
しかもそれが白なら、なおさらと、改めて自分の歳を思い知らされた一日でした。


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