ふー、１２人の添削を終えて

宣伝会議の受講生たちにお願いした宿題、
「私の勧める本」の原稿を１２人分、今全部添削しました。
なぜこのお題かというと、本のあらすじの紹介、
文章の引用、そして自分の感想をどのくらいの
パーセンテージで書くか、編集するかというところに、
ライターとしての腕の見せ所がいっぱい詰まったジャンルだからです。

毎年この講座をやらせてもらってるけど、
文章が上手い人には共通点があります。
それは、まず何度か書き直して提出したかということ。
書くというのは、「書き直す」と同義語だからです。

次に書く前に構成案のような設計図を作っているか。
頭の中で言葉を巡らせ、いきなり書いてもいい文章は
なかなか作れません。

そして、バランスです。
例えば書評の場合、引用８割、私２割のぐらいの
バランスで書いてる人は読みやすいです。
ライターという仕事は基本、サービス業なので、
自分が観たり聞いたことを、第三者にいかに
面白く興味を持って書くかが勝負で、自分が主役になってはいけないのです。
もちろんエッセイや小説ではそうじゃない場合も多々ありますが。

あらあら、いつの間にか講義のようになってしまいました。
ではでは、今日はこの辺で。