�…悗亮造�たくさん落ちているところがある、とカミさんが言うので花見川沿いにある花島観音に見に行った。ヤブツバキだろう。同寺境内への脇道の階段にたくさん落ちていた。拾ってみて、驚くほど軽い感触を思い出した。小さい頃の椿の実の遊び方は、尖った部分を石で削り、そこからヘアピンの丸い方を挿入して中の油脂分をほじくりだす。全部出したら、唇の下に当て穴の上部を強く吹くと鋭い音が鳴り響く笛になるのである。音楽用というより、警笛か仲間への合図のための笛である。拾ってきたものを撮影。 落下篇（写真・左）
��椿の大木の横に、鋸歯複葉の不明樹木があった。家に帰って葉から調べると、トネリコしかなさそうなのだが、まだ確定できない。特徴の現れない時期なので、違う季節にも来てみよう。しかしあまりしげしげ通うと観音信仰と思われないだろうか。
トネリコといえば、ワーグナー「ニーベルングの指輪」で、ヴォータンの槍を作った大樹である。殺された英雄ジークフリートが火葬されるとき燃やされるのもトネリコの薪だった（「神々の黄昏」）。運命の女神ノルンが神々の城を滅ぼすのはトネリコの焔だと予言したとおりになるわけだ。 炎上篇（写真・中）
またトネリコ属アオダモはバットの材料として有名だが、イチローは今年だったか、こだわってきたアオダモ製をとうとうメイプル製に変えたという。伐ると再生に100年かかるアオダモ資源が枯渇に瀕しているからだ。
��写真のワクがあまったらドングリだろう、というわけで本日はアラカシを。春先に赤ちゃんのドングリを載せたが、ほれこの通り、大きくなりました。 成長篇（写真・右）
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