『なくて七癖』
といふほどで、人はナニガシかの癖を持つ物だ。
そは『哲学』でもある。
「どんなひげ剃りにも哲学がある」といふ。
なんの気なしにやってる日常の動作は『癖』によって左右され、そはやがてその人の哲学になる、と云ふ意味だ。
しかし、「夜中にパンツを脱ぐ」といふ癖は、困る。
ワシがさうなのだ。
日常的に、と云ふ訳ではなく、やはりやや寝苦しい、と感じた時に限るやうだが、朝起きてみると陰茎丸出し、といふ事も珍しくない。
自覚はない。
家でさうなるのは、まぁ良しとしやう。
女房は何度かその「脱ぐ瞬間」を目撃してゐて「器用なもんだ」と思ひながら見た、と云ふ。
いつかこの癖が、旅先の、例えば雑魚寝部屋(男女混合)で出やせぬか?とヒヤヒヤしてはゐる。
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