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2016年06月14日07:12

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暁峰

平成28年5月28日(土)、道東・釧路の廃校廃村めぐり、
炭鉱集落跡 雄別からは、クルマ2台でR.274などを通って、鶴居村へと移動した。
車窓から見る根釧台地は、どこまでも酪農の牧草地が続く。
鶴居村役場前のセイコマで昼食休みをとって、
戦後開拓集落の廃村 暁峰(ぎょうほう)を目指した。

暁峰は、鶴居村中心部から東に7kmの場所にあり、
学校跡は集落跡中心部、十字路の東南部とわかりやすい場所にある。
暁峰小学校はへき地等級3級,児童数23名(S.35),
昭和35年開校,昭和44年閉校,最終年度(S.43)の児童数は3名だった。
私達4人はそれぞれ学校跡の平地を探索したが、
その痕跡を示すものは何も見つからなかった。

十字路の西南部には、肥料工場が建ち、
東北部には,往時のサイロがポツンと残されている。
成瀬さんからいただいた「鶴居村 地域社会の研究」(S.27)という資料には
「暁峰(ツルハシナイ)は大正末の集団移民8戸と戦後の分家開拓12戸からなり、
製炭・農業・造材を生業とするが、孤立した山間の生活は厳しい」
との旨が記されている。
サイロがあるということは、その後村が振興した酪農がなされたのであろう。
暁峰の離村時期は、閉校(S.44)と同時期ではないかと推測される。

 画像1 : 暁峰に建つ工場の建屋
  「扶相 鶴居工場」という肥料をつくる工場が建つ。

 画像2 : 草地になった暁峰小学校跡
  正面の盛土の上に、下久著呂へと向かう車道が走る。

 画像3 : 暁峰に残る往時のサイロ
  周囲はマツ林になっている。

 (2016年 5月28日(土)午後1時30分〜1時40分頃)

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