アトランシア・ステルス「ヴァネッサ」を使ってゐた頃、よく
「(やっぱり)ジャコが好きですか?」
と訊かれてゐた。
あれは、フレットのラインもなく、誰が見てももぅあからさまに「フレットレス」なベースだからだ。
ここんところメインベースをスタインバーガー「カラス」に換えてゐる。
したら、さういふ事を云はれなくなった。
これもフレットレスなのに、である。
ラインが書いてある、と云ふだけで『シュウさんがフレット付き弾いてる』などと云はれる。いや、だからフレットレスだって。
そもそも、ワシの出す音や、演ってる音楽の何処を聴いて『ジャコ』の名が挙がるのか分からん。
ジャコは素晴らしい音楽家だが、ワシが彼から受けた影響は皆無である。
少なくともプレイ面で似てゐる・・・似やうとしてゐる部分すらある筈がナイ。
あんなのよぅ弾かん。
よぅは「見た目」なのだ。
みんな、目で見えるもので、物事の真意を測ろうとするのだ。
牧志無座彫る門より、ワン奥ロックに人気が集まるのも、当然なのだ。
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