名のみの風は寒いmixi日記17

割と遭遇する事に、プロフィル問題がある。

「プロフィルを下さい」と云はれるアレだ。

『旅する電気ベース弾き語りスト』

と書くと、「もぅ少し詳しく」と云はれる。

『電気ベースを弾き、声を出し、旅する事で活くるヒト』

と書くと、「真面目に書け」と云はれる。

ワシにしてみれば、梶山シュウといふモノを語るのに、これ以上のなにが必要だと云ふのか？！としか思ひやうがないのだが、よぅするに相手は「経歴」を知りたがってゐるのだ。

以前、笑ってしまった事がある。
そは対バンの説明だった。

ライヴハウスの前なんぞに、その日の出演者を黒板かなにかに書き連ねる、と云ふのがあるが、そこに書かれてゐたモノ。
その対バンのギタリストはぢつはサポートメンバーで、まぁどーいふ経過か知らぬが、その事をいちいち書かねばならぬやうで、

（全て仮名）
『ギブソンfeaturing山田太郎exフェンダーカスタムproduce東京花子byパール』

といふものだ。

これによると、「山田太郎」がギタリスト、といふ事になる。
「ギブソン」が参加してるバンド。
で、その山田はもとフェンダーカスタムと云ふバンドにゐて、それは東京花子と云ふ人がプロデュースしたバンドで、その花子はパールといふ有名なバンドかなんかのヒト、
といふことらしひ。

ワシはその中で、東京花子の名前しか知らんかったのだが、よぅはそこまで書き連ねてでも、自分がある程度知られたヒトとバンドを演ってゐた、といふ事をアッピールせねばならんやうだ。

ワシなどは、この山田太郎のアイデンティティは何処にあるのか？と首を傾げるが、まぁ中には『おぉ花子プロデュースか』とか『パールの花子か』とか思って見に来るのかもしれぬ。

ワシには分からぬ。

てゆーか黒板のスペースが足らんのだから、ちったぁ遠慮せぇ。