Eテレ 100分de名著で取り上げていた神谷美恵子の「生きがいについて」で、既成宗教以前の信仰のようなものに触れている。
現実が いかに困難なものであっても生きていく力。
「重要なのは、今自分のうちにあり、自分をとりまくこの大きな力のなかでいきていることなのだ。
その力が宇宙万物を支えているのだ。」
現実の困難は変らない、しかし、その困難に立ち向かっていく中で自己を発見していく、その道のりにこそ「生きがい」は見いだされる。
「求道すでに道である」と言った、宮沢賢治の言葉を連想させる。
長嶋愛生園でハンセン氏病の患者と向き合い、60を過ぎて病に侵された神谷が作った詩。
「こころとからだを病んで
やっとあなたたちの列に加わった気がする
島の人たちよ 精神病の人たちよ
どうぞ 同志として うけ入れて下さい
あなたと私のあいだに
もう壁はないものとして」
これは一つの完結なのではないかと思う。
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