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2016年02月15日00:51

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ハリール・ジブラーンの詩

先日「終戦のマグノリア」(戸松淳矩著)で引用されていたハリール・ジブラーン(本名 Gibrān Khalīl Gibrān bin Mikhā'īl bin Sa'ad; アラビア語: جبران خليل جبران بن ميکائيل بن سعد)、シリア語ܓ̰ܒܪܢ ܚܠܝܠ ܓ̰ܒܪܢ Khalil Gibran、1883年1月6日 - 1931年4月10日)について、神谷美恵子の「うつわの歌」に載っているものを見ることができた。
引用されていた「結婚について」は、やはり、いい詩だと思います。
詩人ではありませんが、そのあとでネットで話題にしたガルシンが33歳で夭折しているのに比べると、48歳まで生きているので、それに比べれば仕事ができたのかなと思います。
実はこの人、「また、皇太子妃だった当時の皇后美智子さまがレバノン大統領から贈られたジブラーンの詩集『預言者』を愛読し、相談役の神谷美恵子にも紹介。神谷が後に『預言者』の抜粋集を執筆するきっかけにもなった」というのですね。
もっと知られていい人なのかもしれません。
もっと知られていい人だと思うので、「結婚について」だけ引用しておきます。

結婚について

結婚についてお話をどうぞ、とアルミトラが言うと彼は答えて言った。
あなたがたは共に生まれ、永久(とわ)に共にある。
死の白い翼が二人の日々を散らすときも
その時もなお共にある。
そう、神の沈黙の記憶の中で共にあるのだ。
でも共にありながら、互いに隙間(すきま)をおき、
二人の間(あいだ)に天の風を踊らせておきなさい。

愛し合いなさい、
しかし愛をもって縛(しば)る絆(きずな)とせず、
ふたりの魂(たましい)の岸辺の間(あいだ)に
ゆれ動く海としなさい。
杯を満たし合いなさい、
しかし一つの杯から飲まないように。
ともに歌い踊りよろこびなさい。
しかしそれぞれひとりであるように。
リュートの弦が同じ音楽でふるえても
それぞれ別のものであるにも似て。
自分の心を(相手に)与えなさい。
しかし互いにそれを自分のものにしてはいけない。
なぜなら心をつつみこめるのは生命の手だけだから。
互いにあまり近く立たないように。
なぜなら寺院の柱は離れて立っており
樫や糸杉は互いの影にあっては育たないから。

ジブラーンはレバノン出身の詩人、画家、彫刻家。英語読みからカリール・ジブランとも呼ばれる。キリスト教マロン派(マロン典礼カトリック教会)信徒。
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