NHKで今日の10:05からやった「明日へー支えあおうー生命に何が起きているか」を録画で見てます。
科学者たちが福島の放射能汚染地帯に暮らす動物を使って被爆の影響を調査していることを伝えるもの。
最初に言われた。
「癌になったかどうかって、癌は最悪の状態で、その前にどのくらい放射線を浴びたらどのくらいの影響が出るのかを知ることも大切でしょう」
そう、影響がないとは思っていないが、どの程度の汚染でどの程度の影響が出るかを調べようという調査なのだ。
福島の方には申し訳ないが、事故が起きてしまったことによって、そうした、今でなければとれないデーターがある貴重な場所であり、最適な場所が福島であるわけだ。
鶯や鯉などのほかに、政府の殺処分命令を拒否して飼っている牧牛が絶好のサンプルになって、科学的データ―が集まっているようだ。
「本来、政府機関がやるべき調査」というナレーションも入っていたが、確かにそうかもしれない。
しかし、東京大学がやるというのは、あながち畑違いと言う事にもなるまい。
牛の殺処分を拒否している酪農家としては、大切な牛たちを、こんな理不尽な殺し方ができるかという思いだろうし、商品にはならないが、後世の役に立つならサンプルとして提供してもという思いでもあるのだろう。
福島の原発事故があった時にいったいどのくらいの被爆なら危険なのかというデーターがはっきりしなかったという事があった。
人体実験をやったアメリカには核兵器に関するデーターがあると思うが、軍事機密なのだろう。
一過性の被爆と、長期にわたって放射能を浴びる事と同じかどうかも問題だ。
スリーマイル島やチェルノブイリのデーターも、無いわけではないが、都合の良い部分だけを学者が使っているので、どこまで信用できるのかよくわからない。
これ以上浴びると危険と言う数値は出てきているが、みんなが死ぬのか?或いは癌になるのか?
もっと少ないときはどんな影響が出るのか?
ちゃんと答えられる人はいないようだ。
答えている人はいる。
しかし、最初に結論ありきで、信用できない場合がほとんどだ。
番組に中で、かなり膨大なサンプルと時間を追っての調査が必要だという話をしていたが、納得できる。
事故直後に出た、福島で小児の甲状腺異常が極端に増えたという情報のように、サンプルが少なかったり、継続調査されていなかったり、それが放射能の影響だったかどうかの因果関係の証明が出来ていなかったりするものとは、重みが違ってくると思う。
それを信じて「原発やめろ」と言っている人を批判するために書いているわけではないのだが、科学者も(反政府も含めて)政治家も「科学データ―」を自分に都合のいいように使うから手放しで賛同などできない。
だからこのデータは貴重だろうと思う。
申し訳ないが、関東まで含めて汚染危険地帯になっているとか、少量でも放射能を浴びて危険でないわけがないだろうと思っている方は、書き込みしないでほしい。
それは、原発事故はもう起こらないと主張するのと同じように、信仰に近いものだと思っているので、まともにレスをつけられないからだ。
それにしても浮かぶのは、昨年、選別所に桃を買いに行ったときの福島の人たちの顔だ。
福島県産と言うだけでまともな取引をしてもらえない理不尽さに耐えて、黙々と選別をしているようだった。
いろいろ思いはあるが、彼らは、過去を嘆くより、今ここから出発しなければいけないのだろう。
事故への対応は、一律である必要はないだろう。
このピンチをチャンスとして飛躍できるように、学者は学者で、我々は我々で、出来る事をしていこうと思う。
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