mixiユーザー(id:6327611)

2026年10月12日00:03

45 view

耳には“ボンゴ・ストレート”と聞こえるのが“豊後水道”なのには、笑うしかないかも。ロバート・ワイズ監督「深く静かに潜航せよ」(1958)。

もちろん英語では“Bungo strait”なのですが、僕の耳には“ボンゴ・ストレート”と聞こえるのでした(限りなく“ぶ”に近いけど=笑)。とりあえず昨年10月末に四万十市へ行って以来、四国には親しみを持っていることから、久しぶりに見直したこの「深く静かに潜航せよ」が豊後水道を舞台にしていることを思い出しました。

アメリカ海軍の潜水艦長だったリチャードソン少佐(クラーク・ゲイブル)は、日本の駆逐艦秋風に豊後水道で襲われ、艦を失いながらもなんとか帰国します。そして、有能な副艦長ブレドソー中尉(バート・ランカスター)を副艦長に起用して、秋風撃沈を目指す。しかしブレドソー中尉は自分が艦長になる気でいたので、この人事には不満なのでした。

というような、艦長と副艦長の諍いが中心に据えられた“潜水艦もの”って、なんかあったよね。←僕が“ハリウッド3バカ大将”の一人と決めつけている輩が監督でした。それの37年前に、ロバート・ワイズが93分という潔さにまとめています。「クリムゾン・タイド」は115分も使いやがって(笑)。

艦長の腰巾着ヨーマンをジャック・ウォーデンが演じ(若い!といっても38歳か)、副艦長の仲間にブラッド・デクスターがいて、水兵役でドン・リックルスが出演していましたが、これがデビュー作か。さらにエディ・フォイ3世というクレジットがありましたけど、「エディ・フォイ物語」のエディ・フォイの孫のようです。知らんけど。

それにしても、日本海軍の秋風という駆逐艦がここまでアメリカ軍に恐れられていたのかとか、東京ローズが語るニュースの内容が、漁船によって引き上げられたアメリカ海軍の遺留品からの情報だったなど、日本軍の“巧みな情報戦”が感じられてなかなかでした。だからって、大日本帝國海軍を褒める気はないからね。

そして子供のころに感激した“喉笛作戦”には、やはり感心します。残念だったのは、海戦がミニチュア撮影だったこと。もちろん東宝特撮班の数倍(少なくとも2倍)の大きさはあるのですが、やはり水滴の大きさがミニチュアだと分からせてしまう。小学5年生は、これを“本物”と信じて見ていたんですね。←まさに文字どおり“子供だまし”です。

そして93分の幕切れの鮮やかさ。というか、戦死した人間は尊いという原則を持ち出して、あっという間にエンド・マークでした。いちおう1:1.85のアメリカン・ビスタという放送でした。昨今の16:9テレビに合わせたデジタル・マスタリングだと思います。ロバート・ワイズとしては、半年後に公開の「私は死にたくない」が本命かな?

ということで、職業監督らしい手際の良い仕事ぶりでした。近年初めて見た「重役室」のような、衝撃的な面白さは感じないけど、潜水艦物にハズレなしというセオリーは守られています。まずは見て損はない映画ですね。
2 0

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する

<2026年10月
日 月 火 水 木 金 土
    123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031