NHK−BS世界のドキュメンタリーで前後編に分けて放送した番組です。邦題は「消えたベースを捜せ ポール・マッカートニー 原点への旅」で、原題が「McCartney: The Hunt for the Lost Bass」でした。イギリス製88分のドキュメンタリーで、45分枠2回に分けて放送したので、まずノーカットだろうと思います。後編には前編のあらまし付き。
要するに、ビートルズのポール・マッカートニーがレコード・デビュー前にドイツで購入したヘフナー社(Höfnerだから、ウムラウトを正しくカタカナ表記してほしいな)のベースを長らく愛用していたのですが、1970年ごろに行方不明となったらしい。それを詳しく調べていくと、“誰々が持ってる”とか“酒場の親父が…”とかの情報がいろいろあり、もちろん根拠ない噂話がほとんどなのですが、綿密に調べる探偵が登場します。
中でも、“救急車で搬送される人間から聞いた”という話があったりして笑ってしまいますが、それが“火のない所に煙は立たぬ”みたいな雰囲気を持っていて、探偵は事実を詳しく掘り下げるのでした。冒頭にポール本人が出てきて、“大事にしていたのでぜひ見つけたい”などと語るのですが、後編を見ていくとそのあたりもきちんと“作って”いたのでした。
てなわけで、機材を運搬する役目だった人間が、トラックに施錠して飯を食っていたら、錠前を破壊されてベースやアンプ類を盗まれていた、という事実が明らかになります。そこから噂話の舞台となった酒場の関係者がクロースアップされ、ついにはポールのベースが本人のもとに戻ってくるというオハナシでした。
とりあえず当時は、ポール自身が“別のベースがあるから構わない”とまで言っていたけれど、やはり見つかったら見つかったで懐かしいし嬉しかったんでしょう。その気持ちが手に取るように分かる(気がする)。ビートルズがデビュー当時、レコードを買う側にいたエルビス・コステロとのジョイントという要素もあったのですな。
こういう話は、とりあえずメデタシメデタシで終わればいいわけで、そういう意味では長年のビートルズ・ファンの一人として、楽しく見終わりました。もっとも面白かったのが、ドイツのヘフナー社の担当者が、見つかった古いベースをリニューアルする場面でしたね。いろいろYouTubeで見られる“再生”映像ですが、ポールとなるとノリが違う(僕だけ?)。
僕は9月末に放送した番組を録画して見ましたが、すぐ再放送してるみたいだからぜひご覧ください。ヤラセというほどではないから、後日譚として楽しみましょう。それにしても、佐藤輝明が3ラン打って逆転したのに、なんで広島に負けたん? CSに強いDeNAが巨人に勝ったわけで、この調子で日本シリーズに出てください。下剋上じゃ〜!
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