mixiユーザー(id:5919811)

2020年11月18日17:10

202 view

七寺の疑偽経典

「疑偽経典から民衆経典へ −七寺一切経所収疑経の周辺ー」直海玄哲、「日本撰述経典研究序説」落合俊典、読み返していました。
国会図書館でコピーとったんだけど、お金の問題で全部はとりきれなかった。(-_-;)
しかし、要点は抑えていて、七寺一切経に新発見の日本撰述経典があったことなど、再認識。
これ調べている頃は、疑偽経典の制作が、天台本覚論の場合と同じで、主張の権威づけのためにこうした形態をとったのだろうということで、その頃の民情が反映しているのではないかという点に興味があったから。
その時、一緒にコピーした「仏説呪媚経」と「仏説招魂経」。
前者は、人を呪ったりしなさんな。仏罰が当たるよ。
というもので、後者は、仏教徒の魂を仏さまが命じて呼び戻すというも。
これは中国で作られたもののようだが、当時の民間信仰を示唆しているようだ。
面白いと思う。
死海文書などでも、とにかく神に関するものなら教義に違えていても全て残すという感覚で残されたから、宗教経典以上の価値が出てくる。
もうちょっとこういう疑偽経典も研究されていいと思うのだが、いまいち研究は進んでいないようだ。
しかし、七寺も名古屋空襲から奇跡的に残ったもので、名古屋市立図書館の名古屋近在の学者の著作のように、焼失していたらと思うと、よかったと思うとともに、戦争はいかんなぁと思う。

仏教について、私は哲学だと思っている。
信仰は、衆生済度の方便のようなものだろう。
諸宗についても、ひと通りの知識は持っていたいと思ったが、法相宗は、良遍の「法相二巻抄」を読んだ程度だし、解脱上人貞慶などは、偉人だと思うが、真言律宗の教義を知りたいとは思わない。
唐代の問答は意味があったが、宋代の問答はナンセンスなものとして使われたと看破しているという「夢中問答」は、課題図書のように残っているが、なかなか手が付けられずにいる。
まぁ、そうしたナンセンスな問答をやることで特色を出している禅宗なんぞにとらわれるつもりもないのだが。

とまぁ、愚痴でした。
<m(__)m>

10 12

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する

<2020年11月>
日 月 火 水 木 金 土
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930     

最近の日記

もっと見る