ETV特集「戦火のホトトギス」▽17文字に託した若き将兵の戦争 見てます。
俳句雑誌の「ホトトギス」。昭和20年6月号から9月号まで休刊していたんですよね。
文芸春秋も、5月23日に印刷所が空襲を受けて焼け、四月号から九月号まで休刊してました。
「ホトトギス」、休刊になる前の三月号では、芥川賞の選考発表をやっている。
こんな時なのにと考えるか、こんな時だからこそと考えるか。
ただ細字で投句を並べるだけになってしまっても出し続けた「ホトトギス」もそうですが、運命に立ち向かう人間の強さを感じています。
この番組、最後に流れたテロップの句を見て、涙が止まらなくなった。
昭和19年3月 インパール作戦開始
弾道の真下灼けつく土を匍ふ 比島派遣 啓蔵
6月 マリアナ海戦敗北
友の血の染めし落葉に伏せて射つ マライ 獨去
8月 テニアン グアム玉砕
身代わりの椰子の弾痕凄じく 南海派遣 ちかし
10月 特攻隊出撃
いさぎよく死せるとのみや雁の聲 〇〇丸 風石
12月 米軍内地空襲
天の川泳げる如く敵機来る 〇〇 孝陽
昭和20年1月 米軍ルソン島上陸
読み返し祖国のたより月に焼く ビルマ 雪渓
4月 戦艦大和沈没
銀漢や勝抜くまでのいのちとも 〇〇丸 海蛙
5月 戦時中のホトトギス最終発行
凍土に静かにおろす担架かな 中支 小刀子
ウチも伯父がフィリピンで戦死している。
それぞれの人にそれぞれの人生があったのだろう。
この短い言葉の端々にも、その人の人生が垣間見えている。
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