警戒宣言直前は、コロナ感染の恐れもかえりみずに、客席に座っている事に居座りの悪い思いも抱えながら見てましたが。宣言撤回後も、ハリウッドメジャー作の繰り返す延期によって、およそ日の当たらない作品が公開されるのもあって、自身の満足と、劇場支援の為と理由付けして、過度にならない程度に通い続けてます。
巣籠をしいられて、視聴習慣として、DVDの媒体レンタルだけではなく、配信視聴が定着して、劇場で見るという行為が、旧態への発端となるかの様相のところ、ハリウッドでの、劇場作品の売却の動きと、こうなる以前から散見された、こころざし高い作り手が、配信会社の後ろ盾でオリジナルを作成する流れが加速化して、純粋な「映画作品」の見分けが付かなくなりつつあります。
2021年以降の劇場で映画を見るという行為が、揺らぎはじめた2020年、自身の外国作品を振り返ります。
一般の方とは多い程度のささやかな鑑賞水準であっても、純粋に10本に絞り難くて。水増しと勿体付けのために日本とそれ以外で区分しました。個々の作品感想は、総て過去の日記に記してますから、なるべく細かい事は割愛して、例によってカウントダウン形式で、触れて参ります。
��ビルとテッドの時空旅行 音楽で世界を救え!
こういうご時世だから、純粋に希望をもたらす作品として。当初は宣言終了直後に見た「新喜劇王」で、チャウ・シンチー監督愛も掲げようとおもったけれど。唐突に迎えた危機でも、能天気なうえに前向きに向かう姿勢に、全く思いがけない感銘を受けました。
��デッド・ドント・ダイ
ジャンル作品を撮っても、監督のスタイルは相変わらずだったりするところ、珍しく「怒り」が、籠っていたみたい。
�┘�セットテープ・ダイアリーズ
終幕を飾る「BORN TO RUN」はじめ、米国労働者を謳うスプリングスティーンの数々の名曲と、移民二世少年を据えた、あらたな英国製成長記の相性の良さよ。
��男と女 人生最良の日
世に出た1作目から幾星霜、監督が共に戦ってきたキャストへ送る賛歌は、幾つになっても好きな人への想いが、心の若さを保つことを知らしめてくれました。
�Δ呂舛匹�
ちょっと前の時代の隣国の中学生の日々をすくって、見終わっている今も、思い起こすと波紋が広がります。あのウーロン茶の茶器も、良かった。
�ゥ僖薀汽ぅ�
思えば「吠える犬は噛まない」も、隣国の若い娘の空回りの日々を描いた風変わりな作品だったけれど。芯は変わらず、ビジュアルの完成度を高め、国際的評価の頂点を極められて。感慨深いです。
��TENET テネット
大画面に相応しいスケールと、隅々まで詰まった作家性。高いギャラも貰っているでしょうけれど、監督が劇場での鑑賞を擁護する姿勢を貫かれたのも心強かった。一本の邦画に興行が集中したのは致し方なかったとはいえ、最後に4DXで、心強い相棒ニールのクライマックスの立ち回りを見届けたかったな。大作を見ないムキにも、見て欲しかったです。
��ペイン・アンド・グローリー
幼少の良き日々を、監督のモデルであるバンちゃんが撮影する件で、郷愁を借りて感動を煽るあのイタリア映画と重ねる感想が多いですが。それより、思春期に隣人の張りつめた肉体に刺激された恋愛衝動を堂々と掲げる監督に宿る若さに、惹かれます。
�▲譽ぅ法璽妊ぁΕぅ鵝Ε縫紂璽茵璽�
新たな「分身」を手にいれた筈だったのに、最初で最後の競作となるなんて。前のパートナーが再び繰り出した訴訟騒ぎが、まったく残念でならない。
�.好函璽蝓次Ε�ブ・マイ・ライフ 私の若草物語
原作の時代観はそのままなのに今見ても普遍的な映像に仕上げた手腕に、最大の敬意を。実力ある若手キャストの可能性を更に底上げしたし、若き日なればこその輝きや挫折を成長の糧に転じる登場人物を追う構成とか、思い返すたびに、その良さに浸れます。
拙文にお付き合い頂き、ありがとうございました。
オマケ
作品だけでなく、ヒトや極パーソナルな感情に敬意を表して。
・私の中では、3回目の主演女優賞
シァーシャ・ローナン
・ピアノの弾き語りでも見せつけた主演男優賞
ティモシー・シャラメ
・サラっとした容姿に似合わず、献身的な助演男優賞
ロバート・パティンソン(TENET テネット)
・学生運動で挫折したらしい過去をしょって稚気など無いが、烏龍茶の茶器は、持ってる助演女優賞
キム・セビョク(はちどり ヨンジ先生役で)
・大陸に蹂躙される香港の栄光を知る人達への献辞
そろそろ、また、自ら演じて欲しいチャウ・シンチー
初めて銀幕で、二丁拳銃の持つ荒ぶる鬼神として躍動する姿を見せて貰えて感無量なチョウ・ユンファさま
カンフースーツ姿のなんと凛々しい事かドニー・イエン兄
・挿入歌賞(同位入賞)
デビッド・ボウィ(「Heros」from「ジョジョラビット」)
トーキングヘッズ(「サイコ・キラー」from「LETO レト」)
・デジタルの磨き上げで、あらためて見て魅力を再発見した再映作品。
「地獄の黙示録 ファイナルカット」
「真夏の夜のジャズ」
終りの方は、何のヒネリも無くて悪かった。えっ、なに、お呼びでない。じゃ、失礼します。
ログインしてコメントを確認・投稿する