命に関わる火急の状況下で自分を装い、相手の感情を操り関心を向けさせる「演劇的空間」を満たす演技巧者が発する熱と緊張の解放からの急転調を経て唐突に突き付けられる地球上に起こる光景の数々と云う、重箱の隅へと仕向けられていた視点が、広い視野へと強
翻訳本が出始めた頃は、その数冊中にお気に入り作があった原作者に、直前作まで手ごたえある作品を送り出して来た監督の取り合わせで、一度出版後数年置いた間隔で80年代に映像化された題材を改めて再映画化して。主演を務めるのが、同じリブート作として好感
鳴物入りの続編とかIPキャラクター派生の大掛かりなスケールで圧倒して終わる作品ではなく、本作は作り手のアイデアを芯にして、そこに演出の独自色と登場人物に肉付けを施して見る側に感情移入を働かせ話に引き込む演者の献身が乗っかっている。市場的に、ク
お互いに想いあっているのに、内心と外身が「同調」して噛み合う速度が二人それぞれ故に起こった行き違いに傷付き、相手は姿を消してしまう。社会人になっても去って行った相手への想いを胸中にくすぶらせ続けて、高校生時代からの「溝」から抜け出せない。本