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2017年10月21日10:17

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考察のmixi日記48

俗に
西のお好み焼き 東のもんじゃ焼き
といふ言葉がある

のか?。

これを話題にすると原理主義者どもが湧いてくるので避けたいのだが、昨今の気付きを書いてみる。

お好み焼きにも色々とあり、それこそ原理主義者どもの論争喧しい「広島風ー関西風」があらば、広島にも「府中焼き」といふものが存在し、昨今知った所によると、「東」の範疇に入る静岡にもお好み焼きはあり、たくあんを刻んだものが入る、と聞く。

もんじゃも江戸に通うやうになって色々と食した。

いづれもウマい。

よぅは、安価な材料を使って、いかにおいしく手軽で、しかもハラの膨れる料理を作れぬものか?といふ視点から発した、庶民の料理だ。

だから、観光客が喜び勇んで行列をなすやうな店で供される、一枚¥1000を越えるやうなものは、すでにお好み焼きの概念から外れてゐる、とも云へるのだ。
まぁ、フツーの店でも、¥500をオーヴァーするやうにはなったが・・・。

ところで、北海道には「ちゃんちゃん焼き」といふ料理がある。

情報が拡散する現代、どこの地方にゐても耳にするやうになった料理名だが、実際のところどーなのか?。

一般には、鮭の切り身を使って、野菜と一緒に味噌ダレで焼く、といふ調理のやうだが、その味噌ダレとは?。野菜は何を?

そもそも家庭料理に近いニッチにある料理達には、各家庭それぞれに独自のレシピがあるはず。ホレ、おでんやすき焼きがさうであるやうに、王道とはなんなりや?、との思ひは常にある。

で、今年北海道を旅せしおり、友人が「我が家の」といふ事で作ってくれたちゃんちゃん焼きが、素晴らしかった。

友人いはく、「ぢつは魚はなんでも良い」さうで、この料理は野菜を食べるためのものである、といふ。その日は鮭ではなく「ほっけ(生)」を使ったし、白身魚であらばなんでも、時には青魚でも良い、といふ。他の友人に至っては「魚でなくても良い」とも・・・。

出来上がりは、これが驚いたことに「もんじゃ焼き」に近いおもむきであり、ホットプレートでぐつぐつ云ふ味噌ダレと野菜、ほっけのマッチングは、お江戸で食したもんじゃ焼きそのものでもあった。ぢつに絶妙な代物であった。

嗚呼、ここにも「安価な材料で〜」といふ料理が存在したのである。

関西のお好み焼き、広島のお好み焼き、府中焼き、静岡焼き、もんじゃ焼き、ちゃんちゃん焼き・・・・・ほかにもあるに違いない。

ニポンが貧しかった時代、安価な野菜と手近な材料を使って、子供らに腹一杯喰わせるために、土地土地のとーちゃんかーちゃんらが、あるいは長老達が考へ付き、時代を継承していった、庶民料理。

論争など阿呆らしいにもほどがある。
みんなちがって みんないい  のだ。

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